ベルベル語ってどんな言語？公用語の国や地域、特徴、必須フレーズを詳しく紹介！

ベルベル語の特徴や歴史、公用語として使用されている国・地域の情報を詳しく掲載。旅行やビジネスにも役立つ基本フレーズも紹介しています。

ベルベル語ってどんな言語？

ベルベル語は、主に北アフリカのマグリブ地域で話されるアフロアジア語族の言語群で、モロッコ、アルジェリア、リビア、マリ、ニジェールなど複数の国に分布します。話者数は推定約2500万～3000万人程度とされ、地域や調査方法によって差異があります。ベルベル語は多数の方言に分かれ、その中にはタマジグト（モロッコ）、カビル語（アルジェリア北部）などが含まれます。これらの方言は相互に通じるものもありますが、言語的に異なる場合もあります。表記には元来ティフィナグ文字が使用されてきましたが、近年はラテン文字やアラビア文字も併用されており、地域や文脈によって使い分けられています。文法的には動詞の屈折や名詞の格変化、性・数の区別があり、語順は一般的に主語‐動詞‐目的語（SVO）型とされます。ベルベル語は歴史的に口承文化が中心でしたが、現代では教育やメディアでの使用促進が進められており、モロッコやアルジェリアの公用語の一つに指定されています。文化的に重要な役割を果たし、ベルベル諸民族のアイデンティティ形成に寄与しています。