■アンドラ国歌について
アンドラの国歌は「偉大なるカルレマニ」の歌い出しで、アンドラの賛歌とも呼ばれています。
この歌は、フアン・ベニェル(Juan Benlloch i Vivó)によって作詞、エンリック・マルファニ(Enric Marfany Bons)が作曲されました。
1914年に正式に国歌として採用され、同年9月8日、メリチェイの聖母の記念日に国歌として初めて演奏されました。
「アンドラ賛歌」は、アンドラの起源と歴史、そして文化を讃える内容です。歌詞は、伝説的なフランク王カール大帝(カリャモ)に感謝の意を表し、アンドラの独立と繁栄を祝っています。また、国民の団結と誇りを強調し、平和と自由を守るための決意を示しています。
この国歌は、アンドラの国民の日や国家行事、学校の式典、スポーツイベントなどで演奏され、国民に深い感動と誇りを与えています。その美しいメロディと詩的な歌詞は、アンドラの豊かな文化と歴史を象徴し、国民の心に深く根付いています。
■歌詞(カタルーニャ語)
El gran Carlemany, mon pare,
dels alarbs em[b] deslliurà,
i del cel vida em donà
de Meritxell, la gran Mare.
Princesa nasquí i pubilla
entre dos[c] nacions, neutral;
sols resto l'única filla
de l'imperi Carlemany.
Creient i lliure onze segles,
creient i lliure vull ser.
Siguin els furs mos tutors
i mos Prínceps defensors!
■歌詞(英語)
The great Charlemagne, my father,
liberated me from the Saracens,
and from heaven he gave me life
of Meritxell, the great Mother.
I was born a princess and heiress
between two nations, neutral;
I am the only remaining daughter
of the Carolingian empire.
Faithful and free for eleven centuries,
Faithful and free I want to be.
May the laws be my tutors
and my Princes defenders!
■歌詞(翻訳)
偉大なるカルレマニ 我が父よ
サラセン人から我を解放せし
天より命を与えられし
偉大なるメリチェイの聖母よ
公国として生まれし
二つの国の間の中立国
我こそただ一人残る
カルレマニ帝国の娘
11世紀にわたり 我は信仰を失わず自由であり続けた
未来も 信仰を失わず自由であり続けん
我が法に 我が庇護者たちと
我が大公たちの護りを
我が大公たちの護りを!