■キューバ国歌について
キューバの国歌「バヤモの歌」(El Himno de Bayamo)は、国家の誇りと愛国心を讃える重要な楽曲です。この国歌は、1867年に作詞・作曲され、1868年10月10日に始まる第一次キューバ独立戦争のバヤモの戦いにおいて独立派により歌われ、1902年の独立に際して国歌に制定されました。歌詞はペドロ・フィゲレド(Pedro Figueredo)によって書かれ、音楽も彼によって作曲されました。
「バヤモの歌」は、キューバの独立運動と自由への願いを象徴し、国民の団結と誇りを強調しています。この歌は、キューバの独立運動の初期に演奏され、国民の愛国心を鼓舞する役割を果たしました。
この国歌は、キューバの公式な行事や学校の集会、国際的なスポーツイベントなどで演奏され、国民の誇りと愛国心を育む重要な役割を果たしています。特に、キューバの独立記念日である10月10日には、全国で盛大に演奏され、国民全体がこの特別な日を祝います。
「バヤモの歌」は、キューバの歴史と文化、そして未来への希望を象徴するものであり、そのメロディと歌詞はキューバ国民の心に深く刻まれています。この国歌は、国家の独立、自由、そして団結を讃える象徴的な存在として、キューバの誇りを表現しています。
■歌詞(スペイン語)
¡Al combate, corred, bayameses!,
Que la patria os contempla orgullosa;
No temáis una muerte gloriosa,
Que morir por la patria es vivir.
En cadenas vivir es vivir
En afrenta y oprobio sumido.
Del clarín escuchad el sonido:
¡A las armas, valientes, corred!
■歌詞(英語)
To combat, run, people of Bayamo!
Because the Fatherland contemplates you proudly;
Do not fear a glorious death,
Because dying for the Fatherland is living.
Living in chains is living
Plunged in affront and opprobrium.
Hear the sound of the bugle:
To arms, brave ones, run!
■歌詞(翻訳)
戦いへ走れ、バヤモの人々よ!
祖国が誇らしく見守っている;
栄光の死を恐れるな、
祖国のために死ぬことは生きること。
鎖に繋がれて生きることは
恥辱と屈辱にまみれて生きること。
喇叭の音を聞け:
武器を取れ、勇敢な者たち、走れ!