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ブルキナファソ

Burkina Faso

ブルキナファソ(Burkina Faso)は西アフリカに位置する内陸国で、豊かな文化と歴史を持つ国です。面積は約272,967平方キロメートルで、周囲にはマリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワールといった6つの国が接しています。人口は約2,200万人で、多様な民族が共存し、それぞれの言語や文化を持っています。 ブルキナファソの首都はワガドゥグ(Ouagadougou)で、国...もっと見る

ブルキナファソ」基本情報

正式名称 ブルキナファソ
英語名 Burkina Faso
首都 ワガドゥグー(Ouagadougou)
公用語 フランス語、モシ語、他
地域 アフリカ /西アフリカ
通貨 CFAフラン(Fr)
総人口  2,302万人
平均年齢  17.254歳
国内総生産(GDP)  191億7,657万3,000ドル
国民総所得(GNI)  180億5,757万2,486ドル
一人当たりGDP  846 ドル
一人当たりGNI  796 ドル
面積 273,600 ㎢
人口密度 84.159人/㎢

ブルキナファソ」の年齢層別人口

ブルキナファソ」人口統計情報

総人口 2,302万人
男性人口 1,146万人
女性人口 1,155万人
人口変化 +520,280人
人口増加率 +2.260% -
出生数 728,612人
平均出産年齢 29.189歳
平均寿命 61.092歳
男性平均寿命 58.921歳
女性平均寿命 63.222歳
総死亡者数 183,375人
純移民数 -24,957人

ブルキナファソの豆知識?

「ブルキナファソ」は、モシ語の「ブルキナ(誠実な人々)」とジュラ語の「ファソ(父祖の地や家)」を組み合わせたもので、「誠実な人々の国」という意味を持ちます。

はい。独立前後は「オートボルタ(Upper Volta)」と呼ばれていましたが、1984年に国名が「ブルキナファソ」に変更されました。

ワガドゥグはブルキナファソ最大の都市で、歴史ある王宮やマーケット、芸術文化の中心地としてにぎわいを見せています。

旧宗主国フランスの影響により、フランス語が公用語になっています。ただし、モシ語やディウラ語など多くの民族語も幅広く使われています。

アフリカ最大級の映画祭「FESPACO(アフリカ映像祭)」が首都ワガドゥグで開催され、多くの映画制作者や観客が集まります。

ボボ・ディウラッソにある「大モスク」は、日干しレンガを使ったスーダン・サヘル様式の伝統的建築として有名です。

はい。南西部にある「ロロペニ遺跡」は、ブルキナファソ初の世界遺産で、石壁遺跡が残る考古学的に重要な場所です。

「SIAO(国際手工芸見本市)」がワガドゥグで開催され、国内外から多くの職人や商人が集まり、多彩な工芸品を出品します。

農業と鉱業が中心で、とくに綿花と金の生産で知られています。綿花は輸出産品のひとつとして重要です。

ソルガムやトウジンビエ、トウモロコシなどの穀物を主食とし、煮込み料理やピーナッツソースをかけた料理など、素朴で栄養価の高い食事が特徴です。

サヘル地帯に位置するため、雨期と乾期がはっきりしており、乾燥した気候が特徴です。特に北部は砂漠化の影響を受けやすいです。

およそ2,000万人を超える人口を抱えており、アフリカでも比較的人口の多い内陸国の一つです。

モシ族が最も大きな民族集団であり、全人口のおよそ半数近くを占めています。伝統的に王国を形成し、文化や言語に大きな影響があります。

西アフリカ諸国経済共同体(UEMOA)の共通通貨であるCFAフラン(XOF)が使われています。

教育や農業開発などの分野を中心に、国際協力機関やNPOによる支援が活発に行われています。特に学校建設や識字率向上を目的としたプロジェクトが重要視されています。

MAP「ブルキナファソの首都 - ワガドゥグー」

ブルキナファソってどんなところ?

ブルキナファソ(Burkina Faso)は西アフリカに位置する内陸国で、豊かな文化と歴史を持つ国です。面積は約272,967平方キロメートルで、周囲にはマリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワールといった6つの国が接しています。人口は約2,200万人で、多様な民族が共存し、それぞれの言語や文化を持っています。

ブルキナファソの首都はワガドゥグ(Ouagadougou)で、国の政治、経済、文化の中心地です。ワガドゥグでは毎年、国際映画祭「ワガドゥグ映画祭(FESPACO)」が開催され、アフリカの映画界でも重要なイベントとなっています。この映画祭は1969年に始まり、アフリカの映画製作者が集まり、自国の文化を表現する場となっています。

国名の「ブルキナファソ」は、モシ語で「誠実な人々の地」、「ファソ」は、ダグバニ語で「国」を意味します。この名前は、1984年にトーマ・サンカラが政権を握った際に、植民地時代の名残である「上ワルタ」との決別を象徴するものでした。

ブルキナファソの気候は主に熱帯性で、乾季と雨季がはっきりしています。西部には木々が広がる森林地帯が広がる一方、東部は乾燥したサバンナが広がるため、地域によって自然環境が異なります。この国は農業が主な経済基盤で、多くの住民が農業や牧畜に従事しており、主要な作物にはコットン、ミリなどがあります。

文化面では、ブルキナファソは多種多様な伝統や祭りで知られています。主にモシとダグバニ族が占めるこの国は、音楽、舞踊、工芸、そして口承文学の豊かな伝統があります。特に、ブルキナファソの音楽は多様で、ドラムや民族楽器を用いたリズミカルなスタイルが特徴です。また、伝統的な服飾も重要で、カラフルな布地で織られた衣服は地域のアイデンティティの象徴です。

教育面では、ブルキナファソは改善を目指す努力を続けていますが、依然として識字率は低い状況です。特に農村部では教育へのアクセスが限られており、男女間の教育格差も存在しています。政府やNGOは、教育制度を強化するための取り組みを行っていますが、課題は山積みです。

近年、ブルキナファソはテロリズムや政治不安に直面しています。特に北部地域では、過激派組織の活動が活発化しており、安全保障上の脅威となっています。この状況は国民生活にも影響を与え、経済や人口の移動に大きな変化をもたらしています。国際社会の支援を受けながら、ブルキナファソは平和と安定を取り戻すために努力しています。

まとめると、ブルキナファソは美しい自然と多様な文化を持ちながら、現在さまざまな課題に直面している国です。その歴史と人々の誠実さは、未来へ向けての希望を抱かせます。国際的な支援と地域の協力を通じて、ブルキナファソが持続可能な発展を遂げることを期待しています。