バチカン

Holy See

「バチカン」基本情報

正式名称	バチカン市国（法王聖座）
英語名	Holy See
首都	バチカン（Vatican City）
公用語	ラテン語、フランス語、イタリア語
地域	ヨーロッパ /南ヨーロッパ
通貨	ユーロ（€）
総人口	0万人
平均年齢	59.625歳
面積	1 ㎢
人口密度	1126.136人/㎢
CO2総排出量	4,428トン
一人当たりCO2排出量	8.52トン

「バチカン」直近20年間人口推移

「バチカン」の年齢層別人口

「バチカン」人口統計情報

総人口	496人
男性人口	237人
女性人口	259人
人口変化	-9人
人口増加率	-1.816%	-
出生数	2人
平均出産年齢	31.262歳
平均寿命	82.985歳
男性平均寿命	80.778歳
女性平均寿命	85.120歳
総死亡者数	13人
純移民数	0人

バチカンの豆知識？

バチカン市国はおよそ0.44平方キロメートルほどの面積しかなく、世界で最も小さい独立国家とされています。

バチカン市国の人口はおよそ800人程度で、世界最少規模の人口を抱える国家とも言われています。

1929年のラテラノ条約によってイタリア王国と教皇庁が合意し、バチカン市国は独立国家として成立しました。

カトリック教会の総本山とされるサン・ピエトロ大聖堂があり、その壮大なドームはミケランジェロが設計に関わりました。

バチカン市国ではラテン語が公用語の一つとされ、カトリック教会の公式文書などで使用されています。ただし日常会話ではイタリア語が多く使われます。

バチカン美術館には世界的に有名な芸術品が多数収蔵されており、ミケランジェロが手がけたシスティーナ礼拝堂の天井画が特に有名です。

バチカン市国の警護を担うスイス衛兵は、16世紀初頭に設立されたカトリック教皇の近衛部隊で、伝統的な制服と長い歴史で知られています。

バチカン市国ではユーロが使われますが、独自のデザインを施したバチカンユーロ硬貨を発行しています。その希少性からコレクターには人気があります。

バチカン郵便局は対応が迅速かつ正確だと評判で、世界中に手紙を送ることができます。バチカンの消印はコレクターにも人気です。

バチカン放送局やバチカン新聞（オッセルヴァトーレ・ロマーノ）など、独自のメディアを持ち、教皇庁の情報を発信しています。

バチカン市国は教皇や枢機卿、スイス衛兵など特定の地位にある人へパスポートを発行しますが、一般的に市民権を取得するのは非常にまれです。

はい、バチカンにはラテン語で操作ができるATMが存在し、世界でも珍しいものとして知られています。

バチカン図書館（バチカン宗教文書館）には、貴重な写本や古代の文書が数多く所蔵されており、歴史研究上とても重要な役割を果たしています。

国旗は黄色と白の縦二色で、中央には教皇の紋章が描かれています。また、スイスと並んで世界でも数少ない正方形の国旗としても知られています。

バチカン市国とは別に「法王聖座（Holy See）」として多くの国と外交関係を持ち、国際社会で重要な役割を果たす存在と認められています。

MAP「バチカンの首都 - バチカン」

バチカンってどんなところ？

バチカン市国（バチカンしこく、Vatican City）は、イタリアのローマ市に完全に囲まれた独立した国であり、カトリック教会の中心である法王聖座（Holy See）の所在地です。面積はわずか44ヘクタール（約0.44平方キロメートル）で、世界で最も小さな国として知られています。バチカン市国は、1949年のイタリアとの条約により独立を確立し、今日に至るまでカトリック教会の重要な役割を果たしています。

バチカン市国の主な特徴は、その宗教的な重要性です。法王は、カトリック教会の最高指導者であり、信者の精神的なリーダーとして、全世界に影響を与えています。また、バチカン市国は、世界中のカトリック教徒にとっての聖地として位置づけられています。サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、バチカン美術館という歴史的な建物や施設があり、多くの観光客を引き寄せています。

サン・ピエトロ大聖堂は、バチカン市国の象徴的な建物であり、ルネサンス時代の建築の傑作とされています。ミケランジェロによる美しいドームや、ベルニーニによる広場の構造が魅力的で、訪れる人々に深い感動を与えます。この大聖堂は、法王の公式な行事やミサが行われる場所でもあり、信者にとって重要な宗教的な意味を持ちます。

次に、システィーナ礼拝堂は、バチカン市国の中でも特に有名な場所の一つです。この礼拝堂は、ミケランジェロが描いた「最後の審判」と、天井に描かれた「創世記」の壁画があることで知られています。日々、多くの訪問者がこの印象的な芸術作品を見に訪れ、感動を覚えています。

バチカン美術館もまた、世界的に有名な美術館です。膨大なコレクションを有し、古代から近代に至るまでのさまざまな美術作品が展示されています。特に、ルネサンス期の作品は見逃せません。美術館内では、絵画、彫刻、タペストリーなどがあり、訪問者はその美しさに魅了されます。

バチカン市国は、国際的な外交活動にも力を入れています。そのため、多くの国と正式な外交関係を結び、国連にもオブザーバーとして参加しています。また、法王は平和、人権、環境問題についても積極的に発言し、多くの人々に影響を与えています。

バチカン市国は、特異な国であるため、その社会構造も特異です。市国の住民は、主に法王とその周囲の聖職者、職員、修道士などです。選挙権は法王により厳密に管理されており、国家の政治は宗教と深く結びついています。このため、法律や政策はキリスト教の教義に基づいたものが多く、信教の自由や人権問題についても独特の姿勢を見せています。

バチカン市国は、今日でも数多くの信者や観光客を惹きつける魅力的な場所です。宗教的な意義を持つ一方で、美術・文化の宝庫としても多くの人々に愛されています。国際社会においても重要な役割を果たし、全世界のカトリック教徒にとっての精神的な拠点として位置づけられているバチカン市国は、今後もその影響力を保ち続けることでしょう。