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城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔

アシア / アゼルバイジャン / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔
遺跡名称(英語) Walled City of Baku with the Shirvanshah's Palace and Maiden Tower
国名 アゼルバイジャン
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iv)
世界遺産登録年 2000年
資産面積 21.5ha

世界遺産「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」の登録理由や特徴について

バクーの城壁に囲まれた都市(Walled City of Baku with the Shirvanshah's Palace and Maiden Tower)は、アゼルバイジャンの首都バクーに位置する歴史的な場所で、ユネスコの世界遺産に登録されています。この地域は旧石器時代から人が暮らしており、その歴史は非常に古いものです。バクーの城壁都市は、ゾロアスター教、ササニアン朝、アラブ、ペルシャ、シルヴァン王朝、オスマン帝国、ロシアの文化的影響を受けており、歴史の連続性を示す重要な証拠を提供しています。

この城壁都市の中心部、イチェリ・シェヘル(Icheri Sheher)は、12世紀に築かれた防御壁が多く残されており、当時の防衛システムの一端を垣間見ることができます。ここには、魅力的な建築物が数多く存在し、その中でも特に目を引くのが「メイデン・タワー」(Giz Galasy)です。この塔は、紀元前6世紀から7世紀にかけての古い構造物の上に建てられたものであり、その特徴的なデザインと歴史的価値から地域のシンボルとして知られています。また、メイデン・タワーは、バクーの壮大な景観の中で特に目立つ存在で、観光客に人気があります。

さらに、15世紀に建設された「シルヴァンシャー宮殿」(Shirvanshah's Palace)は、アゼルバイジャンの建築の宝の一つとして称賛されています。この宮殿は、いくつかの建物で構成されており、複雑な装飾や美しい庭園が特徴です。特に、宮殿の内部には豪華なモザイクや彫刻が施されており、当時の技術力や美意識を感じることができます。シルヴァンシャー宮殿は、かつてのシルヴァン王朝の権力と繁栄を物語っています。

バクーの城壁に囲まれた都市は、歴史的な価値だけでなく、今もなお多様な文化が融合する場所でもあります。訪問者は古代の遺跡を巡りながら、現代のバクーの活気ある生活も楽しむことができます。特に、地元の市場やカフェでは、アゼルバイジャン独特の料理や文化に触れることができ、多様な経験ができるでしょう。このように、バクーの城壁に囲まれた都市は、歴史と現代が交差する魅力的なスポットであり、訪れる人々に深い印象を与えます。

「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」はどこにある?