コートジボワール

Côte d'Ivoire

「コートジボワール」基本情報

正式名称	コートジボワール共和国
英語名	Côte d'Ivoire
首都	ヤムスクロ（Yamoussoukro）
公用語	フランス語、他
地域	アフリカ /西アフリカ
通貨	CFAフラン (BCEAO)（Fr）
パスポート
総人口	3,116万人
平均年齢	18.097歳
国内総生産(GDP)	700億1,871万5,017ドル
国民総所得(GNI)	678億3,462万8,597ドル
一人当たりGDP	2,486 ドル
一人当たりGNI	2,409 ドル
面積	318,000 ㎢
人口密度	98.005人/㎢
CO2総排出量	32,548,008トン
一人当たりCO2排出量	1.21トン

「コートジボワール」直近20年間人口推移

「コートジボワール」の年齢層別人口

「コートジボワール」人口統計情報

総人口	3,116万人
男性人口	1,586万人
女性人口	1,529万人
人口変化	+764,268人
人口増加率	+2.452%	-
出生数	997,001人
平均出産年齢	29.028歳
平均寿命	61.944歳
男性平均寿命	60.016歳
女性平均寿命	64.132歳
総死亡者数	238,741人
純移民数	6,002人

コートジボワールの豆知識？

フランス語で「象牙海岸」を意味しています。かつて象牙の積出港として知られ、そこから「象牙の海岸（Côte d'Ivoire）」という名称が定着しました。

首都はヤムスクロ（Yamoussoukro）ですが、最大の都市はアビジャン（Abidjan）です。ヤムスクロは1983年に公式に首都となりました。

カカオ豆の生産量が世界でもトップクラスです。チョコレートの原料となるカカオ豆が主要な輸出品になっています。

公用語はフランス語です。元々フランスの植民地だった影響から、現在でも公用語としてフランス語が使用されています。

「アチェケ（Attiéké）」が人気です。主にキャッサバを発酵させて粒状に加工したもので、肉料理や魚料理の付け合わせとして親しまれています。

サッカーが特に人気で、代表チームは「エレファン（Les Éléphants）」の愛称で親しまれています。幾度もアフリカネイションズカップで好成績を収めています。

「聖母の大聖堂（バジリカ・ノートルダム・ド・ラ・ペ）」です。世界最大級の教会の一つとして知られており、1989年に完成しました。

独立記念日は8月7日です。1960年にフランスから独立を果たしました。

「Republic of Côte d’Ivoire（コートジボワール共和国）」というフランス語名を、他言語に翻訳せずに使用することを公式に定めています。

コーヒーやカシューナッツ、天然ゴム、パーム油などの生産も盛んで、主要な輸出品となっています。

西アフリカCFAフラン（XOF）が使用されています。フランス語圏の西アフリカ諸国で共通の通貨となっています。

複数の民族が暮らしており、主要な民族としてバウレ族、ベテ族、セヌフォ族、マリンケ族などが挙げられます。それぞれ独自の言語や文化を持っています。

熱帯性気候で、高温多湿の森林地帯と、やや乾燥したサバンナ地帯に大きく分けられます。沿岸部は雨季と乾季がはっきりしています。

「コモエ国立公園（Parc National de la Comoé）」が有名で、ユネスコの世界遺産に登録されています。豊かなサバンナ林が特徴で、さまざまな動物が生息しています。

インフラ整備や農業の高付加価値化、教育分野の改善などが進められています。特に若年層人口が多く、今後の経済成長と社会の活性化が期待されています。

MAP「コートジボワールの首都 - ヤムスクロ」

コートジボワールってどんなところ？

コートジボワール共和国（Côte d'Ivoire）は、西アフリカに位置する国で、その地理的な特性や文化的な豊かさは多くの人々を魅了しています。国名はフランス語で「象の海岸」を意味し、昔、この地域で象牙が豊富に取れたことに由来しています。コートジボワールは、北はブリッジ、東はガーナ、南は大西洋、西はリベリアとシエラレオネに接しています。面積は約322,463平方キロメートルで、人口は約2500万人に達します。

コートジボワールの首都はヤムスクロ（Yamoussoukro）ですが、経済的な中心地はアビジャン（Abidjan）です。アビジャンは国内最大の都市であり、経済活動の中心でもあります。美しい海岸線や活気ある市場、多彩な文化が見られるこの都市は、コートジボワールの魅力を代表する場所の一つです。

コートジボワールは多様な民族が共存する国であり、主要な民族グループにはアカン、アグニ、クル、マンディ、カバレなどがあります。この民族の多様性は、言語や文化、伝統的な習慣の違いとして表れています。公用語はフランス語ですが、国内では多くの地域言語が話されています。文化的な面では、音楽やダンスに非常に豊かな伝統があり、特にアフリカン・リズムを取り入れたジャンルの音楽や、各地の伝統舞踊が盛んです。

経済的には、コートジボワールは農業が主力産業であり、特にカカオとコーヒーの生産が世界的に注目されています。世界でカカオの生産量が最も多い国の一つとして、国内経済にとって極めて重要な役割を果たしています。他にもヤシ油やバナナ、コーンなども生産されており、農業は多くの人々の生計を支えています。近年は工業化が進み、製造業やサービス業も成長しています。

歴史的には、コートジボワールはフランスの植民地であった時代が長く、1960年にフランスから独立を果たしました。独立後、フェリックス・ホッフェ＝ボニ（Félix Houphouët-Boigny）が初代大統領となり、国の安定を保ちながら経済を発展させました。しかし、1990年代からは政治的な対立が激化し、内戦や社会混乱を経験することとなります。

近年では、政治の安定化が進んでおり、経済成長も期待されています。特に若い世代の教育や技術の向上が進んでおり、様々な分野でのイノベーションにもつながっています。また、国際的な借入や投資も活発になっており、インフラ整備や産業発展が促進されています。

観光面では、コートジボワールには美しいビーチや国立公園、文化遺産が点在しています。特に、アビジャン近郊のアフリカンビーチや、バウレ族の文化を体験できる地方の村々は観光客に人気があります。さらに、コートジボワールには世界遺産に登録されているロワール川のデルタがあり、豊かな生態系を提供しています。

コートジボワールは多様な文化、自然、歴史を有する国であり、今後も成長が期待される魅力的なデestokです。アフリカの新たなフロンティアとして注目されるこの国が、今後どのように発展していくのか、多くの人々が注目しています。