レシートが「一攫千金のチャンス」！？
台湾でコンビニやスーパーのレシートを捨てるなんて、とんでもない！なぜなら、そのレシートがなんと「宝くじ」だからです。2か月に1回、台湾政府が抽選を行い、当選者には最高1000万台湾ドル（約4700万円）が当たる可能性があります。あなたが何気なくポケットから出して捨てたレシート、それが数千万円の当選レシートかもしれません！
レシート宝くじが生まれた「奇想天外な理由」
このユニークな仕組みは、台湾政府が1951年に考え出した脱税対策の一環です。当時、小売業者が売上を正しく申告しないことが多く、税収管理が大変で税収が不足していました。そこで政府は「消費者にレシートを受け取らせるには、宝くじにすればいいじゃないか！」という大胆な発想に至ったのです。その結果、消費者はこぞってレシートを集めるようになり、店舗側も売上をごまかしができなくなったのです。
どれくらい当たるの？
台湾の統一發票の抽選はか月に1回、奇数月の25日に行われ、当選番号は政府の財政部のウェブサイト（https://invoice.etax.nat.gov.tw/）やアプリなどで確認できます。レシートには8桁の番号が印字されており、それが抽選番号となります。
「統一發票兌獎App」を活用した受領方法
台湾財政部は、当選確認や受領をより便利にするために「統一發票兌獎App」を提供しています。
1. アプリのダウンロード： 公式サイト(https://invoice.etax.nat.gov.tw/)からダウンロード可能。
2. 登録とログイン： 携帯電話番号を使用し、新規登録またはログイン。
3. 口座情報の設定： アプリ内で個人情報と銀行口座を登録。
4. 自動対賞と通知機能： 登録したレシートが自動的に抽選され、結果が通知される。
5. オンライン受領可能： 五等賞および六等賞は、アプリ経由で直接口座に振り込まれる。
幸運を引き寄せたエピソード
台湾の「統一發票」制度では、日常の小さな支出が思わぬ幸運をもたらすことがあります。例えば、2024年9～10月期の抽選では、foodpandaで5台湾ドル（約18円）の手数料を支払った利用者が、特別賞の1,000万台湾ドル（約4,500万円）に当選した事例が報告されています。また、2025年1月25日の報道によれば、全聯福利中心で69台湾ドル（約325円）の弁当を購入した人が、特別賞の1,000万台湾ドルに当選した事例もあります。
このように、台湾では日常の小さな買い物が大きな幸運をもたらすことがあり、レシートを大切に保管することが推奨されています。
【CNA.COM.TW】統一發票9～10月当選リスト foodpandaで5元の注文で1000万元当選
【CNA.COM.TW】統一發票11～12月抽選 全聯で69元の弁当を購入し1000万台湾ドル当選
台湾では、レシートが宝くじとなるため、捨てるのはもったいない！この制度は、消費者にとっては一攫千金のチャンス、政府にとっては税収管理の向上というまさにウィンウィンなシステムです。台湾旅行の際は、レシートをしっかり保管し、夢の当選を目指してみませんか？
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