インドネシア

Indonesia

「インドネシア」基本情報

正式名称	インドネシア共和国
英語名	Indonesia
首都	ジャカルタ（Jakarta）
公用語	インドネシア語
国歌	インドネシア・ラヤ（Indonesia Raya）
地域	アジア /東南アジア
通貨	ルピア（Rp）
パスポート
総人口	2 億8,119万人
平均年齢	29.831歳
国内総生産(GDP)	1兆3,191億22万389ドル
国民総所得(GNI)	1兆2,828億3,389万611ドル
一人当たりGDP	4,788 ドル
一人当たりGNI	4,656 ドル
面積	1,892,555 ㎢
人口密度	147.148人/㎢

「インドネシア」直近20年間人口推移

「インドネシア」の年齢層別人口

「インドネシア」人口統計情報

総人口	2 億8,119万人
男性人口	1 億4,126万人
女性人口	1 億3,993万人
人口変化	+2,327,155人
人口増加率	+0.828%	-
出生数	4,482,359人
平均出産年齢	28.950歳
平均寿命	71.146歳
男性平均寿命	69.036歳
女性平均寿命	73.268歳
総死亡者数	2,117,706人
純移民数	-37,501人

インドネシアの豆知識？

「インドネシア」という名称は、ラテン語で「インド」を意味する「Indus(インドゥス)」とギリシャ語で「島」を意味する「nesos(ネソス)」を組み合わせて作られた造語です。

インドネシアには公的な統計で17,000を超える島々があり、世界最大の群島国家（列島国家）といわれています。

古代ジャワ語のことで、「多数であってもひとつ」という意味です。日本語では「多様性の中の統一」と訳され、国の多民族・多文化を象徴しています。

はい。現在の首都はジャカルタですが、東カリマンタン州に建設予定の「ヌサンタラ」に将来的に遷都する計画があります。

インドネシア全土で700を超える言語が話されているといわれます。公用語はインドネシア語（Bahasa Indonesia）ですが、多様な地域言語が使われています。

固有種としてはコモドドラゴンが有名です。コモド島など限られた地域だけに生息する世界最大級のトカゲで、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

代表的な料理としてはナシゴレン（炒めご飯）やミーゴレン（焼きそば）、サテ（串焼き料理）などが人気です。地域ごとに多彩な味わいが楽しめます。

はい。たとえばインドネシアのバティック（ろうけつ染め）が2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。その独創的な文様と技法が高く評価されています。

スマトラ島などに自生するラフレシア・アーノルディ（Rafflesia arnoldii）は、一輪の花として世界最大級といわれています。直径が1メートルを超える大きさになることもあります。

インドネシアは「環太平洋火山帯（リング・オブ・ファイア）」の上に位置するため、プレートの境界が集中しており、火山活動や地震が活発です。

バリ島は独特のバリ・ヒンドゥー文化や芸術が栄え、美しい寺院や自然の風景が世界中から観光客を魅了しています。ガムラン音楽やバリ舞踊も人気です。

インドネシアは多宗教国家で、イスラム教のほかにプロテスタント、カトリック、ヒンドゥー、仏教、儒教の6宗教が公認されています。多民族・多文化を反映した宗教の共存が特徴です。

スラウェシ島のトラジャ族は、亡くなった人をミイラ化して自宅で長期間安置する風習や、崖に造られた「崖墓」など特有の葬儀習慣が知られています。

ジャワ島中部にあるボロブドゥール寺院遺跡は8～9世紀ごろに建立された巨大な仏教遺跡で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。石のレリーフやストゥーパが見どころです。

「メラ」は赤、「プティ」は白を意味し、勇気と純潔を象徴しています。古代ジャワから伝わる配色と言われ、インドネシア独立の意志を表す旗として定着しました。

MAP「インドネシアの首都 - ジャカルタ」

インドネシアってどんなところ？

インドネシア共和国（Indonesia）は、東南アジアに位置する群島国家であり、世界最大の島嶼国家として知られています。17,000以上の島々から成り立ち、その中にはジャワ島、スマトラ島、バリ島、ボルネオ島、スラウェシ島など、人口が多く経済的にも重要な島々があります。インドネシアは、約2億7000万人の国民を抱え、世界で4番目に人口が多い国です。インドネシアの首都はジャカルタで、これはジャワ島の北西部に位置します。

インドネシアは、多様な文化、言語、宗教を持つ国です。公用語はインドネシア語ですが、国内には300以上の民族グループが存在し、数百の異なる言語が話されています。主要な民族はジャワ人、スンダ人、バリ人などで、それぞれ独自の文化や伝統を持っています。この多様性は、インドネシアの魅力であり、観光業においても大きな役割を果たしています。

宗教もまたインドネシアの重要な要素です。国内の多数派はイスラム教徒であり、全体の約87%を占めています。このため、インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を擁する国としても知られています。一方で、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教など、他の宗教も存在し、特にバリ島はヒンドゥー教の中心地として観光客に人気があります。

インドネシアは、経済的にも重要な国であり、特に農業、鉱業、製造業、観光業が主要な産業です。農業は国家の基盤となっており、主に米、コーヒー、パーム油などが生産されています。また、インドネシアは天然資源が豊富で、石油、ガス、鉱物が主要な輸出品となっています。観光業も急成長しており、バリ島やジョグジャカルタなどは世界中から訪れる観光客を魅了しています。

政治的には、インドネシアは民主主義国家であり、多党制が採用されています。1998年のスハルト政権崩壊以降、インドネシアは政治改革を進めてきました。現在では定期的に公正な選挙が行われ、民主的な制度が確立されていますが、依然として腐敗の問題や人権問題が残っています。

インドネシアは自然環境の面でも注目される国です。多くの熱帯雨林や豊かな生態系が存在し、特にボルネオ島やスラウェシ島は多くの絶滅危惧種が生息しています。インドネシアは観光名所も豊富で、特にバリ島の美しいビーチや田園風景、遺跡は訪れる人々に感動を与えています。また、文化遺産も多く、ウブドのバリ舞踊やジョグジャカルタのボロブドゥール遺跡などは UNESCOの世界遺産に登録されています。

気候は熱帯気候で、年間を通じて高温多湿な環境が続き、雨季と乾季があります。豊かな自然と多様な文化が交差するインドネシアは、訪れる人々にとって色とりどりの体験を提供します。料理、伝統、音楽、芸術なども多様であり、地域ごとに特色があります。例えば、スンダ料理やバリ料理などは、その地域の文化を深く反映しています。

このようにインドネシアは、自然環境、文化、歴史が交わる魅力的な国です。観光地としてのポテンシャルだけでなく、経済や政治、文化の面でも重要視される国として、今後さらに世界の注目を集めていくでしょう。