■コロンビア国歌について
コロンビアの国歌「Himno Nacional de Colombia」(コロンビア国歌)は、1886年に制定され、1887年に正式に採用されました。歌詞は元コロンビア大統領であり詩人でもあったラファエル・ヌニェス(Rafael Núñez)によって書かれ、音楽はイタリア人作曲家オレスト・シンドゥシ(Oreste Síndici)によって作曲されました。
この国歌は、11節から構成されており、それぞれがコロンビアの歴史、文化、独立戦争の英雄たちを讃える内容になっています。通常、公式な場では、最初の節とコーラスのみが演奏されます。
歌詞は、コロンビアの独立と自由への渇望を強調しており、特に「¡Oh gloria inmarcesible! ¡Oh júbilo inmortal!」(「ああ、永遠の栄光よ! ああ、不滅の歓喜よ!」)という冒頭の言葉は、コロンビアの愛国心と国家の誇りを象徴しています。国歌は、コロンビアの美しい自然、豊かな文化遺産、そして国民の団結を讃えています。
「Himno Nacional de Colombia」は、国内外の重要な式典や公式行事で頻繁に演奏され、コロンビア国民に広く愛されています。この国歌は、コロンビアの歴史的な試練と勝利を記念し、国の未来への希望を抱く象徴として、大切な役割を果たしています。
コロンビア人にとって、この国歌は単なる音楽ではなく、独立のために戦った祖先たちへの敬意と感謝、そして現在と未来への誇りと希望を表現する大切なシンボルです。
■歌詞(スペイン語)
Del once de noviembre
Mañana brilla el sol
Salud al gran suceso
De nuestra redención.
Cayeron las cadenas de
La libertad sublime
Derrama en todo el orbe
Su bendecida luz.
La humanidad entera
Que esclavizada gime
Comprende las doctrinas
Del que murió en la cruz.
¡Independencia! grita
El pueblo americano
Aniéganse en su sangre
Los hijos de Colón;
Pero este gran principio:
«El pueblo es soberano»
Resuena más vibrante
Que el eco del cañón.
■歌詞(英語)
From 11 November
Tomorrow the sun shines
Hail to the great event
Of our redemption.
The chains fell, of
Sublime liberty
It spills all over the world
Its blessed light.
The whole of humanity
That moans enslaved
Understands the doctrines
Of He who died on the cross.
Independence! shouts
The American people
Are bathed in their blood
The children of Columbus;
But this great principle:
"The people are sovereign"
Resonates more vibrant
Than the echo of the cannon.
■歌詞(翻訳)
おお、不滅の栄光よ!
おお、不滅の喜びよ!
痛みの溝の中で
良きものは芽を出している
恐ろしい夜はもう終わりを告げ
崇高な自由があまねく。
あかつきの光の中で。
すべての人類が
鎖につながれ唸る者がは
救いを見出するのだ
十字架で死んだ人の言葉を
独立との高き声が響き渡る
このアメリカの世界に。
英雄の血に染まる
このコロンブスの土地が。
我らの目標は:
"王は主権者ではない"ということ
苦しむを叫ぶすべての人々はその目標に
情熱を見出し祝福するだろう。