イギリス領ヴァージン諸島

British Virgin Islands

「イギリス領ヴァージン諸島」基本情報

正式名称	イギリス領ヴァージン諸島
英語名	British Virgin Islands
首都	ロードタウン（Road Town）
公用語	英語（イギリス英語）
地域	南アメリカ /カリブ海
通貨	USドル（$）
総人口	3万人
平均年齢	37.546歳
国内総生産(GDP)	14億7,123万3,257ドル
国民総所得(GNI)	13億4,267万8,973ドル
一人当たりGDP	46,997 ドル
一人当たりGNI	42,890 ドル
面積	150 ㎢
人口密度	253.149人/㎢

「イギリス領ヴァージン諸島」直近20年間人口推移

「イギリス領ヴァージン諸島」の年齢層別人口

「イギリス領ヴァージン諸島」人口統計情報

総人口	38,985人
男性人口	18,413人
女性人口	20,572人
人口変化	+684人
人口増加率	+1.755%	-
出生数	325人
平均出産年齢	28.479歳
平均寿命	77.276歳
男性平均寿命	74.526歳
女性平均寿命	80.049歳
総死亡者数	233人
純移民数	587人

イギリス領ヴァージン諸島の豆知識？

イギリス領ヴァージン諸島はカリブ海のプエルトリコ東方に位置するイギリスの海外領土で、50以上の島々から構成され、そのうち約16島が人が住んでいる有人島です。

首都はロードタウンで、最大の島であるトートラ島に位置しています。

イギリス領ヴァージン諸島では観光と金融の利便性から公式通貨としてアメリカドルを使用しており、経済交流が盛んなアメリカとの取引にも適しているためです。

車は左側通行ですが、車両の多くはアメリカから輸入した左ハンドル仕様です。道路事情により混乱しやすい点の一つとされています。

1493年にクリストファー・コロンブスがこの諸島を訪れた際、聖ウルスラと陪従の乙女伝説に由来する「聖ウルスラと1万1千人の乙女」にちなんで名づけたといわれています。

最高峰はトートラ島のセージ山（Mount Sage）で、標高約521メートル。頂上からはカリブ海を一望できます。

公用語は英語ですが、多国籍な住民や観光客が多いため、地域によってはスペイン語やクレオールなども耳にすることがあります。

この地域はイギリスの海外領土で、自律的な政府と議会を持っていますが、最終的な統治権はイギリス国王にあり、総督が代理を務めます。

イギリス領ヴァージン諸島の主要産業は観光と金融サービスです。とくに観光はプライベートビーチやヨット観光が有名で、世界中から人々が訪れます。

はい、風向きや海流が安定しており、穏やかな海域と美しい景観から「世界有数のセーリングスポット」として知られ、クルーズやヨットの拠点になっています。

伝統的な料理として塩漬け魚やオクラスープ、プランテーン（調理用バナナ）を使った料理などがあります。特に「フィッシュ・アンド・ファンジ」は地元の定番料理として知られています。

諸島全体の人口はおよそ3万人ほどで、大半がロードタウンのあるトートラ島に集中しています。

代表的なのは「BVIスプリング・レガッタ」というセーリング大会です。世界中からヨット愛好家が集まり、海上レースやパーティが開催されます。

1年を通して暖かい熱帯海洋性気候で、気温はおおむね摂氏24度から32度ほど。雨季と乾季はありますが、年間を通じて比較的過ごしやすい気候です。ただしハリケーンシーズン（主に夏から秋）は注意が必要です。

陸地面積は総計で約151平方キロメートルほどで、東京23区の半分以下の広さ。しかし多くの島々から成るため、島巡りやダイビングなどで楽しめる変化に富んだ地域です。

MAP「イギリス領ヴァージン諸島の首都 - ロードタウン」

イギリス領ヴァージン諸島ってどんなところ？

イギリス領ヴァージン諸島（British Virgin Islands、略称：BVI）は、カリブ海に位置する美しい島々の群れで、イギリスの海外領土です。24の島々から構成されるこの地域は、豊かな自然環境、透明度の高い海、白い砂浜、そして豊かな歴史で知られています。主な島としては、トルトラ島（Tortola）、ヴァージンゴルダ島（Virgin Gorda）、アネガダ島（Anegada）、そしてジョスティック島（Jost Van Dyke）などがあります。

トルトラ島は、イギリス領ヴァージン諸島の首都であり、最大の島です。また、経済の中心でもあり、都市であるロードタウン（Road Town）は、各種の商業活動や観光業が集中しています。トルトラ島には、訪れる観光客を惹きつける美しいビーチや、ハイキングに適した山岳地帯があります。特に、サーフィン、スノーケリング、ダイビングなどのアクティビティは人気です。

ヴァージンゴルダ島は、特に「ビートゥー・コーナー（The Baths）」として知られる自然の景勝地で有名です。この場所では、大きな花崗岩の岩が海に臨む独特の景観が広がり、訪れる人々に感動を与えています。海水が太陽の光を反射し、幻想的なブルーの湾を作りだすその美しさは、世界中の観光客に愛されています。

アネガダ島は、他の島々とは異なり、平坦でサンゴ礁に囲まれた島です。天然のハンモックや美しいビーチがあり、リラックスしたい旅行者には最適な場所となっています。また、アネガダの海は、豊富な海洋生物が生息しており、特にスカンピ（オマールエビ）の名産地としても知られています。

ジョスティック島は、特に「ペッパーセイル（Foxy's）」というバーで有名で、観光客や地元の人々が集う賑やかなスポットです。ここでは、地元の音楽や料理を楽しむことができ、リラックスした雰囲気の中で交流が楽しめます。

イギリス領ヴァージン諸島の経済は主に観光業に支えられていますが、金融サービス産業も重要な役割を果たしています。多くの国際的な企業や個人が、税制優遇を受けるためにこの地域に法人を設立しています。このため、BVIは「オフショア金融センター」としても知られています。

さらに、イギリス領ヴァージン諸島は、多くの国際的なイベントやヨットレースが行われる場でもあります。特に、毎年開催される「BVIのセーリングウィーク」は、世界中から数多くのセーラーを惹きつける人気のイベントとなっています。

しかし、イギリス領ヴァージン諸島は、自然災害も経験しています。特に、2017年にはハリケーン・イルマが直撃し、諸島のインフラに甚大な被害をもたらしました。復興に向けた努力が続けられており、観光業の復活も少しずつ進んでいます。

BVIは、自然の美しさだけでなく、文化や歴史も魅力的な地域です。地元の人々は、温かくフレンドリーで、訪れる人々を歓迎します。この島々は、リゾートとしてだけでなく、冒険や探険を求める旅行者にとっても多くの機会を提供しています。カリブの楽園としての側面を持ちながらも、豊かな文化と歴史を感じることができるイギリス領ヴァージン諸島は、訪れる価値がある素晴らしい場所です。