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トリニダード・トバゴ

Trinidad and Tobago

トリニダード・トバゴ共和国(Trinidad and Tobago)は、カリブ海に位置する島国で、南アメリカの北東部に隣接しています。この国は、主に二つの大きな島から成り立っています。一つはトリニダード島、もう一つはトバゴ島です。これらの島々は、カリブ海の北側と大西洋の南側に広がり、トリニダード島は国の政治的・経済的中心地であり、首都ポート・オブ・スペインもここに位置してい...もっと見る

トリニダード・トバゴ」基本情報

正式名称 トリニダード・トバゴ共和国
英語名 Trinidad and Tobago
首都 ポートオブスペイン(Port of Spain)
公用語 英語(アメリカ英語)、ヒンディー語、フランス語、スペイン語
地域 南アメリカ /カリブ海
通貨 トリニダード・トバゴ・ドル($)
パスポート
総人口  150万人
平均年齢  36.718歳
国内総生産(GDP)  300億5,344万6,269ドル
国民総所得(GNI)  292億5,920万1,383ドル
一人当たりGDP  19,629 ドル
一人当たりGNI  19,111 ドル
面積 5,130 ㎢
人口密度 292.969人/㎢

トリニダード・トバゴ」の年齢層別人口

トリニダード・トバゴ」人口統計情報

総人口 150万人
男性人口 74万人
女性人口 75万人
人口変化 +5,645人
人口増加率 +0.376% -
出生数 16,094人
平均出産年齢 27.768歳
平均寿命 73.490歳
男性平均寿命 70.378歳
女性平均寿命 76.683歳
総死亡者数 12,577人
純移民数 2,126人

トリニダード・トバゴの豆知識?

トリニダード・トバゴ共和国は、カリブ海南部に位置するトリニダード島とトバゴ島の2つの主要な島から成る国です。トリニダード島とトバゴ島は地理的にも文化的にも特徴が異なり、それぞれの島が独自の文化的伝統を育んできました。

スティールパンは20世紀初頭のトリニダードで生まれました。石油ドラム缶を楽器として改良し、金属を巧みにたたいてメロディーを奏でられるようにしたもので、現在ではトリニダード・トバゴを代表する音楽文化の象徴となっています。

トリニダードのカーニバルは、フランス植民地時代に伝わったマルディグラ(謝肉祭)の伝統が、解放された奴隷たちの音楽や踊りと融合して形づくられました。毎年2月ごろに行われるこのカーニバルは、華やかな衣装と音楽が魅力の大イベントです。

カロニ鳥類保護区は、トリニダード島の湿地帯に広がる自然保護区です。ここではトリニダード・トバゴの国鳥であるスカーレット・アイビスが群れをなして飛ぶ姿を見ることができ、その鮮やかな紅色が特徴です。

トリニダードの南西部ラ・ブレア付近には「ピッチ湖」と呼ばれる世界最大級の天然アスファルト湖があります。アスファルトが常に湧き出し、道路舗装の材料としても利用されています。

トリニダード・トバゴは英語を公用語としています。過去にはスペインやフランスの植民地支配の歴史があるため、クレオール語やスペイン語の影響も一部に見られますが、日常的なコミュニケーションは主に英語です。

トリニダード・トバゴは、1962年にイギリスから独立し、1976年に共和制へ移行しました。現在は独自の憲法に基づく共和制国家として統治されています。

リンボーダンスは、トリニダードで生まれた踊りの一つです。腰をそらしてバーをくぐり抜ける独特のスタイルが特徴で、カリブ地域の祝祭やイベントでもよく披露されています。

カリプソはアフリカやフランスなど多様な文化的影響を受けて生まれた音楽ジャンルで、社会風刺やユーモアを歌詞に盛り込むのが特徴です。スティールパンの演奏とともにカーニバルでも盛んに演奏されます。

トリニダード・トバゴ出身のブライアン・ララ(Brian Lara)は、世界的に有名なクリケット選手です。テストマッチでの最多得点記録を保持していたこともあり、カリブ地域を代表するスーパースターとして知られています。

ダブルスは、カレーで味付けしたヒヨコ豆(チャナ)を揚げパンで挟んだストリートフードです。安価で手軽に食べられ、スパイシーな味付けが特徴で地元の人々や観光客に人気の一品です。

このモットーは「共に志し、共に成し遂げる」という意味を持ち、多様な民族・文化の人々が協力して国を発展させていく姿勢を強調しています。トリニダード・トバゴの多文化社会を象徴するスローガンです。

毎年2月ごろに開催される「カーニバル」が最も盛り上がる祝祭です。華やかなパレードや音楽、仮装が国中を熱狂させ、世界中から多くの観光客が訪れます。

首都ポートオブスペインの周辺地域、とりわけラヴェンティル (Laventille) はスティールパン文化の中心地のひとつとして有名です。多くのバンドが活動し、大会なども頻繁に行われます。

トリニダード・トバゴは島国ながら多彩な生態系を持ち、鳥類や海洋生物の種類が豊富なことが大きな魅力です。特にトバゴ島のサンゴ礁やトリニダード島の海岸に産卵に来るウミガメなど、自然が生み出す素晴らしい景観と生態を楽しむことができます。

MAP「トリニダード・トバゴの首都 - ポートオブスペイン」

トリニダード・トバゴってどんなところ?

トリニダード・トバゴ共和国(Trinidad and Tobago)は、カリブ海に位置する島国で、南アメリカの北東部に隣接しています。この国は、主に二つの大きな島から成り立っています。一つはトリニダード島、もう一つはトバゴ島です。これらの島々は、カリブ海の北側と大西洋の南側に広がり、トリニダード島は国の政治的・経済的中心地であり、首都ポート・オブ・スペインもここに位置しています。

トリニダード島は約4,768平方キロメートルの面積を持ち、トバゴ島は約300平方キロメートルです。二つの島は、海峡によって約30キロメートル隔てられており、トリニダードはトバゴの北西に位置しています。両島の地形は668メートルの最高峰がある山岳地帯が広がり、豊かな自然と多様な生態系が魅力です。特に、トリニダード島には、壮大なスワンプやマングローブ林があります。

この国は、多様な文化と人々の共生を誇ります。主にアフリカ、インド、ヨーロッパの移民が築いた文化が融合し、カリブ地域の豊かな民族的多様性を形成しています。それぞれの民族背景が影響を与えているため、トリニダード・トバゴの音楽、ダンス、料理は非常に多彩です。特に、スティールパンやカリプソ、ソカなどの音楽スタイルは国際的にも知られており、毎年開催されるカーニバルは国を挙げての注目イベントとなっています。

経済面では、トリニダード・トバゴは、天然資源、特に石油と天然ガスが豊富です。これらの資源は国の経済の基盤となっており、主要な輸出品でもあります。さらに、近年では観光業も重要な産業の一つとなっており、特に美しいビーチや国立公園、豊かな自然を求める観光客が増えています。また、トリニダード・トバゴはダイビングやスノーケリングの名所でも知られています。

教育システムも充実しており、特に高等教育機関の中には、カーニバル・アートや音楽、ビジネスマネジメントに特化したプログラムを提供する大学もあります。国民の教育水準は比較的高く、識字率も高い水準に占めています。

政治は、引き続き安定しており、トリニダード・トバゴは民主主義的な国家として知られています。政府は大統領制を採用しており、行政権は首相が持っています。国民は選挙を通じて自らの代表を選び、政治に参加することができます。

トリニダード・トバゴはその独自の文化、豊かな生態系、力強い経済基盤を有する国で、訪れる人々に多くの魅力を提供しています。特にカーニバルのシーズンには、彼らの歴史と文化が一つに融合した情熱的な祭りを見ることができ、世界中から多くの観光客を引き寄せています。こうした魅力から、トリニダード・トバゴは訪れる価値のある国として知られています。