ナイジェリア

Nigeria

「ナイジェリア」基本情報

正式名称	ナイジェリア連邦共和国
英語名	Nigeria
首都	アブジャ（Abuja）
公用語	英語（イギリス英語）、他
国歌	立ち上がれ、同胞たちよ（Arise, O Compatriots）
地域	アフリカ /西アフリカ
通貨	ナイラ（₦）
パスポート
総人口	2 億2,788万人
平均年齢	17.754歳
国内総生産(GDP)	4,750億5,851万6,256ドル
国民総所得(GNI)	4,365億6,266万8,204ドル
一人当たりGDP	2,174 ドル
一人当たりGNI	1,998 ドル
面積	910,770 ㎢
人口密度	250.209人/㎢
CO2総排出量	432,155,921トン
一人当たりCO2排出量	2.07トン

「ナイジェリア」直近20年間人口推移

「ナイジェリア」の年齢層別人口

「ナイジェリア」人口統計情報

総人口	2 億2,788万人
男性人口	1 億1,521万人
女性人口	1 億1,267万人
人口変化	+4,776,392人
人口増加率	+2.096%	-
出生数	7,509,758人
平均出産年齢	29.234歳
平均寿命	54.462歳
男性平均寿命	54.176歳
女性平均寿命	54.743歳
総死亡者数	2,675,442人
純移民数	-57,936人

ナイジェリアの豆知識？

本当です。ナイジェリアには2億人を超える人々が暮らしており、アフリカ最大の人口を有しています。

ナイジェリアの国名は、国を流れるニジェール川から名付けられたといわれています。イギリス人ジャーナリストのフローラ・ショーが命名したとの説もあります。

石油生産をはじめとした天然資源の豊富さに加え、多様な産業と大規模な人口による国内市場の大きさから、GDP規模ではアフリカ最大級の経済を持つとされるためです。

現在の首都はアブジャで、1991年にラゴスから移転しました。ラゴスは今も国内最大の都市として賑わっています。

公用語は英語ですが、ハウサ語、ヨルバ語、イボ語など含めて250以上の民族と言語が存在する、多言語国家です。

「ノリウッド」はナイジェリアの映画産業の通称で、インドの「ボリウッド」に次ぐ世界第2位の上映本数を誇るとも言われています。

はい。ナイジェリアはアフリカ最大級の産油国とされ、国の主要な輸出品として石油が大きな割合を占めています。

ハウサ＝フラニ、ヨルバ、イボの3つが規模の大きい民族グループとして知られています。そのほかも含め、実に多様な文化的背景を持つ民族が集まっています。

ナイジェリアは1960年10月1日にイギリスから独立を果たしました。以降、連邦共和国として現在に至っています。

ナイジェリアの通貨はナイラ(Naira)です。補助貨幣はコボ(Cobo)と呼ばれます。

「アフロビート」で知られます。特にフェラ・クティが有名で、伝統音楽とジャズ、ファンクが融合した独特のリズムが魅力となっています。

広く親しまれているのが「ジョロフライス」で、トマトベースのスパイスと野菜、肉などを米と一緒に炊き込んだ料理です。ほかにも「スヤ」（スパイシーな串焼き）などが人気です。

ノック文化は紀元前500年頃から紀元後200年頃まで繁栄したとされ、テラコッタの彫像が有名です。西アフリカ最古の高度な鉄器文化の一つといわれています。

ヤンカリ国立公園はサバンナの野生動物が生息する有名な保護区の一つです。またクロスリバー国立公園など、多様な動植物を保護する地域が各地に存在します。

ナイジェリアの国の標語は「Unity and Faith, Peace and Progress」（団結と信仰、平和と進歩）で、国の理想を端的に表しています。

MAP「ナイジェリアの首都 - アブジャ」

ナイジェリアってどんなところ？

ナイジェリア連邦共和国（Nigeria）は、西アフリカに位置する国家で、アフリカ最大の人口を持つ国として知られています。ナイジェリアは、約2億6000万人以上の人々が住んでおり、さまざまな民族と文化が共存する多様性に富んだ国です。そのため、ナイジェリアは「アフリカの巨人」とも呼ばれることがあります。公用語は英語ですが、約500以上の異なる言語が存在し、主にハウサ語、ヨルバ語、イボ語が広く使用されています。

ナイジェリアの地理は非常に多様です。北部はサハラ砂漠の影響を受けた乾燥地帯が広がり、中央部は高原と森林が特徴的です。一方、南部には熱帯雨林が広がり、豊かな生態系が育まれています。また、ナイジェリアの海岸線には大西洋が広がり、重要な港湾都市アポス（Lagos）やポートハーコート（Port Harcourt）が位置しています。

ナイジェリアの歴史は非常に豊かで、古代から交易や文化交流が行われてきました。ナイジェリアには、さまざまな古代王国や帝国が存在し、例えば、ベニン王国やオヨ帝国などが有名です。19世紀には、ヨーロッパの植民地主義の影響を受けて英国の支配下に置かれました。1960年に独立を果たしたナイジェリアは、その後も政治的、経済的な混乱が続き、多くの軍事政権を経て、1999年には民主主義への移行が実現しました。

経済面では、ナイジェリアは石油産業が非常に重要な役割を果たしています。国内の石油埋蔵量はアフリカで最も多く、主要な輸出品目となっています。しかし、石油に依存した経済は、価格変動や腐敗、環境問題などの課題を抱えており、他の産業の発展が求められています。農業も重要な産業であり、特にココアやナッツ、大豆などが生産されています。

ナイジェリアの文化は、非常に多様であり、伝統的な音楽、ダンス、料理、アートなどが豊かに存在します。ナイジェリアの映画産業は「ノリーウッド」と呼ばれ、ナイジェリア国内外で高い人気を誇っています。また、文学も発展しており、著名な作家としてはチヌア・アチーブ（Chinua Achebe）やウォーレ・ソインカ（Wole Soyinka）などがいます。彼らの作品は、ナイジェリアの歴史と社会情勢を反映した深い内容を持っています。

ナイジェリアの社会問題には教育、医療、貧困、不平等などがあり、特に北部地域では教育へのアクセスが限られている場合があります。また、宗教間の対立や民族紛争も問題視されています。しかし、国民の間には強いコミュニティ意識と文化的な絆が存在し、これらの困難な課題を克服しようとする努力が続けられています。

現在、ナイジェリアはアフリカの重要なリーダーとして国際舞台での役割を果たし、経済成長や地域の安定に貢献することが期待されています。ナイジェリアの未来は、その多様性と創造性、そして国民の強い意志にかかっていると言えるでしょう。バランスの取れた発展を目指し、世界の一員として持続可能な社会を築くための努力が求められています。