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標高3800mの海軍!?ボリビア、湖と愛と歴史の珍道中!海の記念日も忘れない!

「海のない国に海軍あり」...この奇妙なフレーズ、南米ボリビアのことなんです。アンデス山脈のど真ん中、標高3800mのチチカカ湖に、今日も軍艦が浮かんでいます。

失恋から立ち直るために海軍を作った!?

 ボリビアは、かつて太平洋に面した国でした。しかし、1879年の太平洋戦争でチリに敗れ、約400kmの海岸線と約12万平方kmの領土を失ってしまったのです。この失恋…もとい、失地から立ち直るべく、ボリビアは海軍を維持し続けています。

「いつかあの海を…!」

 そんな熱い思いを胸に、今日もボリビア海軍はチチカカ湖をパトロール。まるで、元カノを忘れられない男が、思い出の場所を巡回しているかのようですね。

チチカカ湖は、まるで「天空の海」~インカ帝国もびっくり!標高3800mの絶景雑学~

 チチカカ湖は、南米大陸の背骨、アンデス山脈のど真ん中に位置し、ペルーとボリビアにまたがる南米最大の湖。標高3800mにあるため、まるで「天空の海」のよう。湖畔には、古代インカ帝国の遺跡が点在し、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 さて、このチチカカ湖、ただの絶景スポットだと思ったら大間違い!実は、世界最高地点にある商業航行可能な湖として、ギネスにも認定されているんです。その水深は最大で約280mにも達し、琵琶湖よりも深い場所があるんですよ。

 そして、チチカカ湖といえば、なんといっても「浮かぶ島」ことウロス島!トトラという葦でできた島に、ウル族の人々が生活しています。彼らは、まるで湖の上に浮かぶアパートのように、トトラを積み重ねて島を作り、伝統的な生活様式を維持。インカ帝国の伝説も残るこの湖は、約300万年前にアンデス山脈の隆起によって形成されたと考えられています。

 こんな伝説と雑学満載の神秘的な湖で行われる海軍の訓練…想像するだけでワクワクしませんか?

海軍の任務は、湖の平和を守ること~チチカカ湖の治安は俺たちに任せろ!~

 ボリビア海軍の主な任務は、チチカカ湖の警備。密輸を取り締まり、遭難者を救助し、時には観光客を案内することも。

 「湖の平和は俺たちが守る!」

 そんな頼もしいセリフが聞こえてきそうですね。彼らは湖の平和だけでなく、絶滅危惧種のチチカカミズガエルの保護活動にも力を入れています。

 「今日もチチカカミズガエルは元気かな?よし、パトロール開始!」

 今日もボリビア海軍はチチカカ湖をパトロールしています。

海への夢、諦めない!「海の記念日」に込められた想い

 ボリビアは、今でも海への出口を求めています。国際司法裁判所に訴えたり、周辺国と交渉したり…。その熱意は、まるでプロポーズ大作戦!

 「いつか必ず、君を迎えに行く!」

 そんな情熱的なセリフが聞こえてきそうですね。

 そして、ボリビアでは毎年3月23日を「海の記念日」としています。この日付は、1879年の太平洋戦争における「カラマの戦い」に由来します。この戦いで、ボリビアの英雄エドゥアルド・アバロアが勇敢に戦い、祖国のために命を捧げました。この英雄的な行為と、失われた海岸線への国民の悲しみを追悼し、領土回復への願いを新たにする日として、3月23日が「海の記念日」と定められたのです。

ボリビア海軍、実はエンターテイナー!?

 ボリビア海軍は、軍事訓練だけでなく、軍事訓練の合間を縫って、観光客向けのイベントも開催しています。チチカカ湖での軍艦クルーズ体験では、普段は立ち入ることができない軍艦の内部を見学したり、湖上からの雄大なアンデスの景色を楽しんだりすることができます。また、海軍博物館では、ボリビア海軍の歴史や装備について学ぶことができ、子供から大人まで楽しめます。さらに、地元の学校や地域社会と連携し、音楽隊が演奏会を開催したり、軍事パレードに参加したりすることで、地域住民との交流を深めています。

 「堅いこと抜きで、楽しんでってよ!」
 そんなフレンドリーな笑顔が目に浮かびます。

ボリビア海軍の規模

 ボリビア海軍は、約5,000人の兵力を擁し、チチカカ湖や国内の河川で活動しています。主な装備は、中国製の哨戒艇やアメリカ製の小型ボート、救助艇などです。これらの装備は、主に国内の水域での活動を想定したものであり、外洋での活動能力は限られています。しかし、周辺国との協力も積極的に行っており、アルゼンチン海軍などとの合同訓練も実施しています。また、ボリビア海軍は、災害時の救助活動や物資輸送にも力を入れており、国内の河川を利用した遠隔地への支援も行って

います。

 「湖の平和は俺たちが守る!」
 そんな頼もしいセリフが聞こえてきそうですね。

ボリビア海軍は、愛と平和の象徴
 ボリビア海軍は、失われた海への愛、そして湖の平和を守るための象徴なのです。
 いつかボリビアが海を取り戻し、本当の海軍になる日が来るかもしれません。それまでは、チチカカ湖という名の「天空の海」で、彼らは今日も任務を遂行しています。

ボリビアで天空の海と情熱の歴史を体感しませんか!
 ボリビア海軍の活動に興味を持った方は、ぜひボリビアを訪れ、彼らの活動を体験し、その魅力を体感してください。
 天空の湖と情熱の歴史が、あなたを待っています!