セントキッツ

Saint Kitts and Nevis

「セントキッツ」基本情報

正式名称	セントクリストファー・ネービス
英語名	Saint Kitts and Nevis
首都	バセテール（Basseterre）
公用語	英語（アメリカ英語）
地域	南アメリカ /カリブ海
通貨	東カリブ・ドル（$）
パスポート
総人口	4万人
平均年齢	35.349歳
国内総生産(GDP)	9億7,921万8,519ドル
国民総所得(GNI)	9億2,538万7,164ドル
一人当たりGDP	20,547 ドル
一人当たりGNI	19,418 ドル
面積	260 ㎢
人口密度	179.838人/㎢

「セントキッツ」直近20年間人口推移

「セントキッツ」の年齢層別人口

「セントキッツ」人口統計情報

総人口	46,758人
男性人口	22,408人
女性人口	24,350人
人口変化	+90人
人口増加率	+0.192%	-
出生数	549人
平均出産年齢	27.552歳
平均寿命	72.145歳
男性平均寿命	68.573歳
女性平均寿命	76.023歳
総死亡者数	466人
純移民数	0人

セントキッツの豆知識？

はい、本当です。セントクリストファー・ネービスは2つの小さな島からなる連邦国家で、総面積はおよそ261平方キロメートルと、東京23区の半分以下ほどの広さしかありません。

「キッツ」とはセントクリストファーの愛称「クリス(Chris)」の古い形「キット(Kitt)」に由来するとされます。また「ネービス(Nevis)」はスペイン語の“Nuestra Señora de las Nieves（雪の聖母）”から転じて名づけられたと言われています。

2021年時点で約5万3,000人ほどと推計されています。国自体が非常に小さいため、人口規模も少ないのが特徴です。

首都はセントクリストファー島にあるバセテール(Basseterre)です。主要な行政・経済の拠点となっており、多くの観光客が行き交う港町でもあります。

公用語は英語です。イギリスの元植民地であった名残から、現在も英語が公用語として定着しています。

東カリブドル(Eastern Caribbean Dollar, 略号XCD)が流通しています。セントクリストファー・ネービスを含む複数のカリブ諸国で使用される統一通貨です。

イギリスから1983年9月19日に独立しました。それ以前はイギリスの植民地として、砂糖の生産などを主な産業としてきました。

もともとは砂糖運搬用に敷設されていた鉄道を観光列車として活用しているもので、カリブ海の美しい景色を楽しみながら島を一周できる人気のアトラクションです。

セントクリストファー（通称セントキッツ）はやや大きく、リアミガ山などの火山由来の山々があり観光客も多い島です。一方のネービスはより静かな雰囲気で、美しいビーチや自然に囲まれたリゾートアイランドとして知られています。

合衆国建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンは1755年頃、ネービス島のチャールズタウンで生まれました。現在も彼の生家跡が観光地となっています。

もともと砂糖生産が主要産業でしたが、近年はリゾート開発やクルーズ船の寄港などを中心とした観光業が経済を支える大きな柱になっています。

毎年初夏に開催される音楽祭で、レゲエやソカ、R&Bなど幅広いジャンルが楽しめる人気イベントです。各国からの観光客や有名アーティストも多数参加します。

セントクリストファー島のリアミガ山(Mount Liamuiga)で、標高は約1,156メートルあります。山頂付近は火山原生林やクレーター湖などもあり、トレッキング・スポットとして注目されています。

この国のモットーは「Country Above Self（祖国を自分よりも優先する）」です。愛国心と国を支える精神を表現しています。

はい、17世紀初めに英国がカリブ海地域で最初に本格的な植民地化を進めた場所の一つだったため、こう呼ばれています。歴史的にも英国領カリブの基盤を築く上で重要な役割を果たしました。

MAP「セントキッツの首都 - バセテール」

セントキッツってどんなところ？

セントクリストファー・ネービス（Saint Kitts and Nevis）は、カリブ海に位置する小さな島国で、二つの主要な島から構成されています。セントクリストファー島（またはキッツ島）とネビス島の二つがその名の由来です。この国はカリブ海のウィンドワード諸島に位置し、北はアンギラ、南はセントルシアに接しています。面積は約261平方キロメートルで、人口はおよそ53,000人です。

この国の歴史は、先住民であるタイノ族やカリブ族の存在から始まり、1493年にコロンブスによって発見されました。その後、1623年にイギリスとフランスの植民地として発展し、砂糖生産を通じて繁栄しました。しかし、19世紀には砂糖の価格が下落し、経済的困難を経験しました。1979年にイギリスから独立し、同年カリブ海共同体（CARICOM）の一員となりました。

セントクリストファー・ネービスは、美しいビーチや豊かな自然景観で知られており、観光業が主要な産業の一つです。特に、キッツ島のフランク・トンプソン山は、魅力的なハイキングコースを提供し、登ることができます。また、ネビス島には、温泉や歴史的な名所が点在しており、観光客に人気があります。特に、ネビス島の首都チャールズタウンは、島の歴史と文化を感じる場所として訪れる人々におすすめです。

セントクリストファー・ネービスの文化は、多様性と特色に富んでいます。カリブの伝統に触れた音楽やダンス、特に「カリプソ」や「ソカ」はこの地域特有の現象です。また、クレオール料理は食文化の一部として地元の素材を活かした料理が楽しめます。新鮮な海鮮や、香辛料たっぷりの肉料理、フルーツなど、訪れる人々の味覚を満たします。

さらに、教育や医療、インフラにおいても一定の水準が保たれており、比較的安全な国として知られています。英語が公用語であり、教育の大部分が英語で行われています。そのため、観光客や外国人にとってもコミュニケーションが取りやすい環境となっています。

経済面では、観光業だけでなく、国際金融サービスや農業（特にバナナの栽培）が重要な役割を果たしています。また、セントクリストファー・ネービス政府は、外国からの投資を促進するために市民権プログラムを提供しており、これが経済成長の一因となっています。

その一方で、セントクリストファー・ネービスは気候変動の影響を受けやすい地域でもあり、特にハリケーンなどの自然災害に対して脆弱です。このため、持続可能な開発の推進が求められており、環境保護の取り組みも重要な課題です。

最後に、セントクリストファー・ネービスは、小さな国ながらも独自の魅力を持ち、訪れる人々にとって忘れられない体験を提供しています。美しい自然、豊かな文化、そして友好的な人々が織りなすこの国は、カリブ海の宝石のような存在です。観光を通じて、この国の魅力を感じ、地元の文化や歴史に触れることができる貴重な機会を持つことができるでしょう。