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ミクロネシア

Micronesia (Fed. States of)

ミクロネシア連邦(Federated States of Micronesia、略してFSM)は、太平洋の中央部に位置する島嶼国家で、約600を超える島々から成り立っています。大まかに言えば、ミクロネシアは4つの州に分かれており、それぞれチューク州、ヤップ州、ポンペイ州、コスラエ州と呼ばれています。首都はポンペイ州のポンペイ島にあるポンペイ市です。 ミクロネシア連邦は、豊かな文化的多様性と美...もっと見る

ミクロネシア」基本情報

正式名称 ミクロネシア連邦
英語名 Micronesia (Fed. States of)
首都 パリキール(Palikir)
公用語 英語(アメリカ英語)、他
地域 オセアニア /ミクロネシア
通貨 USドル($)
パスポート
総人口  11万人
平均年齢  22.850歳
国内総生産(GDP)  4億2,709万4,119ドル
国民総所得(GNI)  4億7,379万4,119ドル
一人当たりGDP  3,741 ドル
一人当たりGNI  4,150 ドル
面積 700 ㎢
人口密度 160.901人/㎢
CO2総排出量  238,062トン
一人当たりCO2排出量  2.12トン

ミクロネシア」の年齢層別人口

ミクロネシア」人口統計情報

総人口 11万人
男性人口 55,975人
女性人口 56,655人
人口変化 +525人
人口増加率 +0.466% -
出生数 2,512人
平均出産年齢 28.908歳
平均寿命 67.198歳
男性平均寿命 63.488歳
女性平均寿命 71.119歳
総死亡者数 860人
純移民数 -1,134人

ミクロネシアの豆知識?

ミクロネシア連邦を構成する島々は大小合わせて約600にもおよび、その多くがサンゴ礁や火山島として点在しています。

第二次世界大戦後、アメリカが統治していた時期があり、独立後も「自由連合盟約(コンパクト)」を結んでいるため、今でも安全保障や経済面でアメリカの支援を受けています。

ポンペイ島にあるナン・マドールは、巨大な玄武岩を用いて人工的に造られた石造都市で、遺跡の貴重さから世界遺産に登録されています。

ヤップ島には巨大な円盤状の石貨が存在し、その大きさや希少価値によって価値が決まるというユニークな通貨文化があります。

首都パリキールはポンペイ島の山岳地帯に位置し、行政機関や大学が集まる政治の中心地として機能しています。

公用語は英語ですが、各州でヤップ語、チューク語、ポンペイ語、コスラエ語などの独自の言語が使われています。

はい。周囲を海に囲まれているため、まぐろやカジキなどの大型魚が豊富で、漁業が主要産業のひとつとなっています。

一年を通じて高温多湿の熱帯海洋性気候で、特にポンペイ島では降雨量がかなり多いのが特徴です。

ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの各州は独自の伝統・言語・祭礼などを持ち、それぞれの島ごとに多彩な文化が息づいています。

ダイビングやシュノーケリングでサンゴ礁の海を満喫したり、遺跡探訪や伝統的な祭りへの参加などが人気です。

1986年にアメリカの信託統治から独立し、自由連合盟約を結ぶことで主権を確立しました。

総人口はおよそ10万人ほどで、各島の住民はポリネシア系やミクロネシア系などの多様な民族背景を持っています。

ヤップ島などでは先住民の伝統航海術が受け継がれ、星の位置や海流を読み取る技術が一部で今も実践されています。

海抜の低い島が多いため、海面上昇や高潮により浸水被害を受けるリスクが高まっているのが現状です。

アメリカ合衆国ドル(USドル)が公式通貨として流通しており、お金のやり取りもドルで行われます。

MAP「ミクロネシアの首都 - パリキール」

ミクロネシアってどんなところ?

ミクロネシア連邦(Federated States of Micronesia、略してFSM)は、太平洋の中央部に位置する島嶼国家で、約600を超える島々から成り立っています。大まかに言えば、ミクロネシアは4つの州に分かれており、それぞれチューク州、ヤップ州、ポンペイ州、コスラエ州と呼ばれています。首都はポンペイ州のポンペイ島にあるポンペイ市です。

ミクロネシア連邦は、豊かな文化的多様性と美しい自然景観で知られており、特にナビゲーション技術や伝統的な漁業技術において先進的な民族が居住しています。彼らの伝統的な生活様式には、海に依存する文化が色濃く反映されており、特に魚やその他の海の恵みに対する依存は深刻です。

ミクロネシアの文化は、各州によって異なり、言語、宗教、そして慣習が多彩です。公式な言語は英語ですが、各州にはそれぞれ独自の言語も存在し、例えばヤップ州ではヤップ語、チューク州ではチューク語が広く使用されています。宗教に関しては、大部分がキリスト教徒であり、特にカトリック教徒とプロテスタント教徒が目立ちます。

地理的には、ミクロネシアは主に珊瑚礁で形成された島々からなっており、熱帯気候に恵まれています。年間を通じて温暖な気温が維持されるため、観光業が盛んです。特にダイビングやシュノーケリングなど、水中アクティビティは人気があり、美しいサンゴ礁や色とりどりの魚に触れることができます。

ミクロネシア連邦は、1979年に合衆国との自由連合協定を結び、政治的な独立を宣言しましたが、アメリカとの関係が深いことが特徴です。この協定により、アメリカは軍事的な防衛を提供し、ミクロネシアはアメリカの経済援助を受けることができます。そのため、国内での教育やインフラ整備、医療サービスなど、さまざまな面でアメリカの支援が活かされています。

経済的には、主に農業と漁業が基盤となっており、観光業も重要な産業の一つです。農業では、ココナッツ、タロイモ、バナナ、パパイヤなどが栽培されており、伝統的な食文化に根ざした食品が多く摂取されています。漁業では、地元の人々が家族やコミュニティで協力して行う手法や、持続可能な漁法が重視されています。

環境問題もミクロネシア連邦にとって重要な課題です。特に気候変動の影響は大きく、海面上昇によって低地の島々が脅かされています。このため、国内外での環境保護策や持続可能な開発が求められており、政府は政策の見直しや国際的な協力に力を入れています。

総じて、ミクロネシア連邦は独自の文化、豊かな自然、そして国際的な関係が深まっている国です。観光資源を活かした持続可能な経済発展とともに、環境問題への取り組みが今後の課題となっている国と言えるでしょう。