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モンテネグロ

Montenegro

モンテネグロ(Montenegro)は、バルカン半島に位置する美しい国で、アドリア海に面しています。周囲は、北にセルビアとコソボ、東に北マケドニア、西にクロアチアと接しています。モンテネグロは独立国家として2006年にセルビアから分かれた比較的新しい国ですが、その歴史は長く、古代から重要な戦略的地域でした。 この国の名前は「黒い山」を意味し、自然豊かな風景を反映してい...もっと見る

モンテネグロ」基本情報

正式名称 モンテネグロ
英語名 Montenegro
首都 ポドゴリツァ(Podgorica)
公用語 モンテネグロ語、セルビア語
地域 ヨーロッパ /南ヨーロッパ
通貨 ユーロ(€)
総人口  63万人
平均年齢  39.291歳
国内総生産(GDP)  62億2,980万4,634ドル
国民総所得(GNI)  63億5,391万8,481ドル
一人当たりGDP  9,935 ドル
一人当たりGNI  10,133 ドル
面積 13,450 ㎢
人口密度 45.870人/㎢
CO2総排出量  4,539,712トン
一人当たりCO2排出量  7.22トン

モンテネグロ」の年齢層別人口

モンテネグロ」人口統計情報

総人口 63万人
男性人口 30万人
女性人口 32万人
人口変化 +11,766人
人口増加率 +1.857% -
出生数 6,981人
平均出産年齢 30.199歳
平均寿命 77.087歳
男性平均寿命 73.735歳
女性平均寿命 80.310歳
総死亡者数 7,209人
純移民数 12,000人

モンテネグロの豆知識?

「モンテネグロ」はイタリア語で「黒い山」を意味し、現地語の「ツルナ・ゴラ」(Crna Gora) も同じく「黒い山」を指します。険しい山々が多い地形を象徴する名称です。

はい。モンテネグロは2006年にセルビアと国家連合を解消し独立したため、ヨーロッパの中では新しい独立国のひとつです。

公式の行政上の首都はポドゴリツァですが、旧王都で歴史的・文化的な中心地であるツェティニェを「古都」として大切にしています。

モンテネグロは独自の通貨を発行せず、経済の安定と利便性を理由にユーロを一方的に採用しています。EU加盟国ではないため、欧州中央銀行と正式な協定は結んでいません。

公用語はモンテネグロ語ですが、セルビア語、ボスニア語、アルバニア語、クロアチア語も地域や民族によって広く使われています。

モンテネグロ北部にあるタラ川渓谷は、ヨーロッパで最も深い渓谷のひとつとされ、場所によっては深さが1,300m近くに達すると言われています。

コトル湾は入り組んだ海岸線と中世の城壁都市が特徴的で、ユネスコの世界遺産にも登録されている風光明媚な湾です。実際には沈水した川谷ですが、よく「フィヨルド」として紹介されます。

ブドヴァという都市が代表的です。アドリア海沿岸に広がる美しいビーチや旧市街の城壁が人気を集め、夏には多くの観光客が訪れます。

山間部では「ニェグシュキ・プロシュート」という生ハムが有名で、風味豊かで程よい塩気が特徴です。また、海沿いでは新鮮な魚介料理も盛んに楽しまれています。

オストログ修道院のことで、崖の岩肌に直接建造された独特の外観が有名です。正教会の巡礼地として国内外から多くの信者が訪れます。

国土のおよそ6割以上が山岳地帯で、標高が高い地域では雄大な峰が連なり、スキーなどのウィンタースポーツも盛んです。

アルバニアとまたがるスカダル湖はバルカン半島最大の湖と言われ、多様な鳥類の生息地として国際的に保護されており、ラムサール条約にも登録されています。

一帯のディナル・アルプス地方(モンテネグロ含む)の住民は特に背が高いとされ、平均身長が男性で180cmを超えるという調査結果もあります。

サッカーやバスケットボール、水球が盛んで、特に男子水球は国際大会で好成績を収めるなど、国内での人気が高い競技です。

ドゥルミトル国立公園は氷河や湖、深い渓谷など変化に富んだ自然が広がり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。ハイキングやスキー、ラフティングなどアウトドアアクティビティが充実しているのも魅力です。

MAP「モンテネグロの首都 - ポドゴリツァ」

モンテネグロってどんなところ?

モンテネグロ(Montenegro)は、バルカン半島に位置する美しい国で、アドリア海に面しています。周囲は、北にセルビアとコソボ、東に北マケドニア、西にクロアチアと接しています。モンテネグロは独立国家として2006年にセルビアから分かれた比較的新しい国ですが、その歴史は長く、古代から重要な戦略的地域でした。

この国の名前は「黒い山」を意味し、自然豊かな風景を反映しています。モンテネグロの地形は多様で、険しい山々、深い峡谷、絵画のようなビーチ、豊かな森林が広がっています。特に、ドゥブロヴニクやコトルなどの地域は、ユネスコの世界遺産に登録されており、その美しい風景や歴史的建造物は多くの観光客を惹きつけます。

モンテネグロの首都はポドゴリツァで、商業・政治の中心として機能していますが、観光地としては古都コトルやブドヴァが特に人気です。コトルはその中世の城壁や歴史的な建物が美しく保存されており、古い街並みには狭い石畳の道が迷路のように広がっています。一方、ブドヴァは美しいビーチや活気あるナイトライフが特徴的で、観光客にとって魅力的なスポットです。

文化的にモンテネグロは非常に多様で、スラブ系民族、アルバニア系、ボスニア系、さらに少数派としてイタリア系やロマ系が共存しています。このような多様性は、国の文化、音楽、料理に色濃く反映されています。特に、料理は地中海の影響を受けており、新鮮な魚料理や肉料理が多く、地元のワインやオリーブオイルも有名です。

また、モンテネグロの国民は非常に誇り高く、豊かに流れる歴史に敬意を表しています。国のシンボルでもある国旗は、王冠を持つ鷲が描かれており、国の伝統や文化を象徴しています。モンテネグロの人々はホスピタリティにあふれ、訪れる観光客たちに温かく接してくれます。

経済的には、モンテネグロは観光業が最大の収入源となっています。美しい海岸線と山々は多くの観光客を引きつけ、これに伴いホテルやレストラン、アクティビティも充実しています。また、農業や漁業も重要な役割を果たしており、特にオリーブやワインの生産が知られています。

さらに、モンテネグロは近年、国際的な地位を強化し、特にNATOに加盟したことやEUへの加盟を目指していることから、政治的にも注目されています。国際的なイベントや会議も開催されることが増えてきており、国際的な展望を持つ国としての姿勢を示しています。

モンテネグロは、自然美と歴史的文化が織りなす魅力的な国です。特に、観光地としての素晴らしさは訪れる人々に印象深い体験を提供しており、これからも多くの人々を惹きつけることでしょう。モンテネグロの美しい風景、豊かな文化、そして温かい人々との触れ合いは、訪れる価値のある特別な体験を提供します。