アイルランド

Ireland

「アイルランド」基本情報

正式名称	アイルランド
英語名	Ireland
首都	ダブリン（Dublin）
公用語	アイルランド語、英語（イギリス英語）
地域	ヨーロッパ /北欧
通貨	ユーロ（€）
パスポート
総人口	519万人
平均年齢	38.416歳
国内総生産(GDP)	5,324億1,576万2,408ドル
国民総所得(GNI)	3,823億4,941万6,972ドル
一人当たりGDP	105,993 ドル
一人当たりGNI	76,118 ドル
面積	68,890 ㎢
人口密度	76.011人/㎢
CO2総排出量	61,285,156トン
一人当たりCO2排出量	12.39トン

「アイルランド」直近20年間人口推移

「アイルランド」の年齢層別人口

「アイルランド」人口統計情報

総人口	519万人
男性人口	257万人
女性人口	262万人
人口変化	+61,590人
人口増加率	+1.185%	-
出生数	53,268人
平均出産年齢	32.702歳
平均寿命	82.412歳
男性平均寿命	80.372歳
女性平均寿命	84.478歳
総死亡者数	35,550人
純移民数	43,873人

アイルランドの豆知識？

アイルランドの国章にはハープが描かれており、世界で唯一、音楽の楽器を国章にしている国として知られています。

首都ダブリンにある教会「Whitefriar Street Church」には、聖バレンタインの遺物が安置されているといわれています。

アイルランドには元々、自然に生息している野生の蛇はいません。島国であるため、地続きから入ってくることがなかったと考えられています。

ハロウィンはケルトの祭典「サウィン祭（Samhain）」に由来するとされ、古来のケルト文化を色濃く受け継ぐアイルランドがその起源の地といわれています。

ギネスビールは1759年にアーサー・ギネスによって、ダブリンのセント・ジェームズ・ゲート醸造所で誕生しました。

アイルランドは年間を通じて雨が多く、草や木々が青々と茂るため「エメラルド（緑色）の島」という愛称で呼ばれています。

現在のアイルランドの人口よりも、海外に移住したりその子孫であるアイルランド系の人々のほうが人口が多いとされています。

「O’」は「～の子孫」、「Mac」は「～の息子」という意味を持つゲール語の伝統が由来で、先祖を示す慣習から名前の一部に多く使われています。

1720年設立のロイヤル・コーク・ヨットクラブが、世界最古のヨットクラブとして位置づけられています。

ダブリンはアイルランド語で「Dubh Linn（黒い池）」が語源で、もともとこの地域には黒く見える水域があったとされています。

アイルランド西海岸に位置する「モハーの断崖」は、高いところで海抜約200メートルに及ぶ絶壁が大西洋に面する壮大な景観を楽しめる名所です。

アイルランドにはゲーリックフットボールやハーリングなどのゲーリックスポーツがあり、国内の観客動員数も多く非常に人気があります。

アイルランド語（ゲール語）はケルト語族に属し、ヨーロッパでも歴史が古い言語のひとつとされ、公用語としても用いられています。

ニューグレンジは紀元前3200年頃に建造されたとされ、ストーンヘンジやエジプトのピラミッドより古い歴史を持つといわれる巨大墳墓です。

アイルランドの国旗の緑はカトリック系住民、オレンジはプロテスタント系住民、白は両者の平和的調和を表しています。

MAP「アイルランドの首都 - ダブリン」

アイルランドってどんなところ？

アイルランド（Ireland）は、北大西洋に浮かぶ美しい島国であり、二つの主要な地域、すなわちアイルランド共和国と北アイルランドから成り立っています。面積は約70,273平方キロメートルで、ヨーロッパの中で第三位の大きさを誇ります。アイルランド共和国は島の大部分を占めており、首都はダブリン（Dublin）です。一方、北アイルランドはイギリスの一部であり、首都はベルファスト（Belfast）です。

アイルランドの歴史は非常に豊かで、古代文明から始まり、様々な民族による支配や征服を経て、19世紀にはイギリスによる植民地支配が続きました。これがアイルランド独立戦争へとつながり、1922年にアイルランド自由国が成立。1937年にはアイルランド共和国となり、完全な独立国となりました。一方、北アイルランドは1970年代から1990年代にかけて続いた「トラブル」と呼ばれる内戦によって不安定な時代を迎えましたが、1998年のベルファスト合意により、平和の道筋が開かれました。

アイルランドの文化は非常に多様性があり、文学、音楽、ダンスなどで世界的に知られています。これまでに多くのノーベル文学賞受賞者を輩出しており、ウィリアム・バトラー・イェイツ、サミュエル・ベケット、ジョージ・バーンズなどがその名を刻んでいます。また、伝統音楽はアイルランドの文化の重要な一部で、フィドル（バイオリン）やボードラン（太鼓）、ウィンドシンセ（木管楽器）などの楽器が特徴的です。アイルランドの社交場であるパブでは、地元の人々が集い、音楽やダンスを楽しむ光景が見られます。

自然環境もアイルランドを有名にしており、魅力的な風景が多くあります。特に、クリーヴランド（Cliffs of Moher）やモハーの断崖、アラン諸島、巨石文化で知られるニュグレンジ（Newgrange）などが観光名所となっています。自然の美しさは訪れる人々に感動を与え、多くのハイキングコースがあり、特にウェストコーストの海岸線は絶景ポイントです。

さらに、アイルランドは「エメラルドの島」と呼ばれるように、緑豊かな農地が広がっています。農業は国の経済の重要な部分を占めており、特に乳製品や牛肉の生産が盛んです。最近では、観光業や情報技術産業も成長しており、ダブリンはテクノロジー企業の北欧地区の中心地としても知られています。

アイルランドの人々は非常に友好的でおもてなしの精神にあふれており、訪れる人々に温かく迎え入れることで知られています。アイルランド語と英語が公用語であり、特にアイルランド語は文化的アイデンティティの象徴とされています。地域によってはアイルランド語が日常的に使用されている場所もあります。

まとめると、アイルランドは非常に魅力的で多面性に富んだ国です。歴史的背景、文化的遺産、美しい自然環境、そして友好的な人々が融合し、訪れる人々に忘れられない体験を提供しています。ただの観光地にとどまらず、深い歴史と豊かな文化を持つ場所であるアイルランドは、多くの人々にとって特別な意味を持つことでしょう。