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雷龍の王国

Druk Tsenden

■ブータン国歌について
ブータンの国歌「Druk Tsendhen」(雷龍の王国)は、1953年に制定されました。歌詞はDasho Gyaldun Thinleyが書き、音楽はAku Tongmiが作曲しました。この国歌は、ブータンの美しい自然、豊かな文化遺産、そして国民の忠誠心を称えています。

歌詞は、ブータンの壮大な山々と豊かな自然を讃えるとともに、国民が王と国に対する忠誠を誓う内容です。特に「In the Thunder Dragon Kingdom adorned with sandalwood」(「白檀に飾られた雷龍の王国」)というフレーズは、ブータンの神聖さと自然の美しさを象徴しています。歌詞は、国の繁栄と平和を願い、国民が団結して未来を築くことを呼びかけています。

「Druk Tsendhen」は、ブータンの重要な式典や公式行事で頻繁に演奏され、国民に広く愛されています。国王の誕生日や国家の祝日、学校の行事などで歌われることが多く、国民の一体感を強める役割を果たしています。

この国歌は、ブータンの歴史と文化を尊重しながら、未来への希望と繁栄を象徴するものとして重要な存在です。ブータン人にとって、この国歌は、国家の誇りと愛国心を表現する大切なシンボルであり、祖国への愛と忠誠を再確認するためのものです。

■歌詞(ゾンカ語チベット文字)
འབྲུག་ཙན་དན་བཀོད་པའི་རྒྱལ་ཁབ་ནང་།།
དཔལ་ལུགས་གཉིས་བསྟན་སྲིད་སྐྱོང་བའི་མགོན་།།
འབྲུག་རྒྱལ་པོ་མངའ་བདག་རིན་པོ་ཆེ་།།
སྐུ་འགྱུར་མེད་བརྟན་ཅིང་ཆབ་སྲིད་འཕེལ་།།
ཆོས་སངས་རྒྱས་བསྟན་པ་དར་ཞིང་རྒྱས་།།
འབངས་བདེ་སྐྱིད་ཉི་མ་ཤར་བར་ཤོག་།།


■歌詞(英語)
In the Kingdom of Bhutan adorned with cypress trees,
The Protector who reigns over the realm of spiritual and secular traditions,
He is the King of Bhutan, the precious sovereign.
May His being remain unchanging, and the Kingdom prosper,
May the teachings of the Enlightened One flourish,
May the sun of peace and happiness shine over all people.


■歌詞(翻訳)
栴檀の木で荘厳されたドゥク(ブータン)の国土のうちにまします
吉祥なる教えと政治、二規を守る保護者
宝なる支配者ドゥク王よ
おん身は変わることなく壮健にして国政は繁栄し
仏の説かれた法は広まり栄え
臣民の安楽という太陽が輝きますように