セント・マーチン島

Saint Martin (French part)

「セント・マーチン島」基本情報

正式名称	セント・マーチン島
英語名	Saint Martin (French part)
首都	マリゴ（Marigot）
公用語	フランス語、オランダ語
地域	南アメリカ /カリブ海
通貨	ユーロ（€）
総人口	2万人
平均年齢	39.363歳
面積	50 ㎢
人口密度	519.142人/㎢

「セント・マーチン島」直近20年間人口推移

「セント・マーチン島」の年齢層別人口

「セント・マーチン島」人口統計情報

総人口	27,515人
男性人口	12,857人
女性人口	14,658人
人口変化	-1,485人
人口増加率	-5.398%	-
出生数	470人
平均出産年齢	30.830歳
平均寿命	80.224歳
男性平均寿命	76.766歳
女性平均寿命	83.839歳
総死亡者数	255人
純移民数	-1,697人

セント・マーチン島の豆知識？

セント・マーチン島は全体で面積約87平方キロメートルしかなく、北側がフランス領サン・マルタン、南側がオランダ領シント・マールテンとなっており、世界で最も小さな面積でふたつの国に分かれている有人島といわれています。

フランス領サン・マルタンの首都はマリゴ（Marigot）で、カラフルな建築や港があるのが特徴です。フランス風のカフェやブティックが並び、カリブ海らしいリゾート感とフランスの雰囲気を同時に楽しめます。

フランス領サン・マルタンではユーロが公式通貨として使われていますが、米ドルも幅広く受け入れられているため、実際の買い物では両方が利用できます。

公用語はフランス語ですが、島全体の観光客の多さや歴史的背景もあり、英語も広く通じます。さらにクレオール語やオランダ語など、多言語環境となっています。

現在のフランス領とオランダ領の境界は1648年のコンコルディア条約によって定められました。その後、長い年月を経て緩やかな国境線となり、自由に行き来できるのが特徴です。

島の最高峰は標高約424メートルのピック・パラディ（Pic Paradis）と呼ばれています。山頂からは島全体を一望でき、晴れた日にはカリブ海の絶景が広がります。

フランス領サン・マルタンでは、フランスの食材や技法とカリブのスパイスや食材が組み合わさった独自の料理が楽しめます。特にグラン・ケース（Grand Case）は“カリブの美食の都”と呼ばれ、レストランが立ち並ぶエリアとして有名です。

国境は陸路でも自由に行き来でき、実質的に検問や関税所はありません。車や徒歩で簡単に越境できるため、観光客は島のフランス側とオランダ側どちらも気軽に楽しめます。

フランス領サン・マルタンの代表的なビーチとして、オリエント湾（Orient Bay）やアンセ・マルセル（Anse Marcel）があります。白い砂浜と穏やかな海が広がっており、リゾート気分を満喫できます。

1493年11月11日、航海中のクリストファー・コロンブスがカトリックの聖人である聖マルティヌス（Saint Martin）の祝日にちなんで島をサン・マルティンと名付けたと伝えられています。

有名なのはオランダ領側のマホ・ビーチ近くですが、フランス領サン・マルタン側にもエスペランス空港（L’Espérance Airport）があり、比較的小型機が近距離で見られるため、マニアに人気があります。

フランス領サン・マルタンはカリブ海にあり、大西洋標準時（AST、UTC-4）を採用しています。本国フランスとは時差があり、島ではサマータイムを導入していないため、通年で同じ時間帯となっています。

2月頃に開催されるカーニバルが有名です。カリブのリズムに乗せてパレードやダンスが行われ、多文化が融合した衣装や音楽で盛り上がります。

マリゴの町には、18世紀に建てられた要塞であるフォート・ルイ（Fort Louis）があります。丘の上に位置し、島や海を見渡せる絶好の眺めと歴史を同時に楽しめます。

美しいビーチだけでなく、フランスディナーからカリブ海料理まで味わえるグルメの豊富さ、自由に行き来できる島内の国境、陽気なカーニバルなど、多彩な魅力が詰まっているからです。温暖な気候と文化的多様性も大きな魅力の一つとなっています。

MAP「セント・マーチン島の首都 - マリゴ」

セント・マーチン島ってどんなところ？

セント・マーチン島（Saint Martin）は、カリブ海に位置する美しい島で、フランスとオランダの二つの国によって分割されています。この特異な地理的状況は、島の文化、経済、そして観光に大きな影響を与えています。フランス領セント・マーチン（Saint-Martin）は北部にあり、オランダ領シント・マールテン（Sint Maarten）は南部に位置しています。

フランス領セント・マーチンは、美しいビーチや穏やかな気候で知られています。島内には数多くのビーチがあり、特にグラン・カーズビーチ（Grand Case Beach）やフリガテ（Friar's Bay）などは観光客に人気があります。透明な青い海と白い砂浜は、リラックスしたい観光客にとって理想的な場所です。また、フランスな文化が色濃く残っているため、地元料理にも注目が集まります。特にグラン・カーズでは、新鮮なシーフードやフランス料理を楽しむことができ、観光客は地元のワインやリキュールも味わうことができます。

フランス領セント・マーチンの面積は約54平方キロメートルで、人口は約3万人です。公用語はフランス語ですが、英語も広く通じます。主要な産業は観光業で、多くのリゾート、ホテル、レストランが並び、世界中から訪れる観光客を迎え入れています。観光シーズンは特に冬季に高まり、多くの旅行者がこの楽園を訪れます。

島には豊かな自然も残されています。特に自然保護区として知られるアンギラ湾（Baie de l'Embouchure）や、熱帯雨林など、多様な生態系があります。ハイキングやシュノーケリング、ダイビングなどのアクティビティも楽しむことができ、観光客に新しい体験を提供しています。

セント・マーチンの歴史は複雑で、多様な文化が融合しています。最初にこの地を発見したのはコロンブスで、1493年に島に上陸しました。その後、フランスとオランダが1690年代にそれぞれ植民地化を進め、長い歴史を経て現在のように二つの国に分かれる形となりました。両国の政府は、平和的な共存を保ちながら、文化や伝統を尊重しています。

フランス領セント・マーチンでは、地域の祭りやイベントも盛んです。特に、毎年開催されるカーニバルは、地元の伝統とフランスの影響を受けた色彩豊かな行事で、多くの観光客を魅了します。また、音楽や踊りを楽しむ機会も多く、島の活気ある文化を体験することができます。

安全面では、比較的落ち着いており、観光客を受け入れる用意が整っていますが、旅行者は常に基本的な安全対策を講じることが推奨されます。また、島には医療施設も整っており、安心して過ごせる環境が整っています。

セント・マーチン島は、フランスのエレガンスとカリブのリズムが融合した特別な場所です。美しい自然、リッチな文化、そして暖かい人々が集まるこの島は、心に残る素晴らしい旅行先として、多くの人々に愛されています。この楽園での時間は、きっと訪れる人々にとって忘れられない思い出となることでしょう。