ガンビア

Gambia

「ガンビア」基本情報

正式名称	ガンビア共和国
英語名	Gambia
首都	バンジュール（Banjul）
公用語	英語（イギリス英語）、マンディンゴ語、他
地域	アフリカ /西アフリカ
通貨	ダラシ（D）
パスポート
総人口	269万人
平均年齢	18.170歳
国内総生産(GDP)	22億3,154万2,710ドル
国民総所得(GNI)	21億8,712万252ドル
一人当たりGDP	825 ドル
一人当たりGNI	808 ドル
面積	10,120 ㎢
人口密度	266.586人/㎢
CO2総排出量	2,721,185トン
一人当たりCO2排出量	1.06トン

「ガンビア」直近20年間人口推移

「ガンビア」の年齢層別人口

「ガンビア」人口統計情報

総人口	269万人
男性人口	134万人
女性人口	135万人
人口変化	+62,119人
人口増加率	+2.303%	-
出生数	82,092人
平均出産年齢	29.823歳
平均寿命	65.860歳
男性平均寿命	64.174歳
女性平均寿命	67.534歳
総死亡者数	16,975人
純移民数	-3,000人

ガンビアの豆知識？

はい。ガンビアは約1万700平方キロメートルほどの面積しかなく、アフリカ大陸本土で最も小さな国とされています。

首都はバンジュールで、大西洋に面した港湾都市として国の政治・経済の中心地になっています。

国名の由来は流域にある「ガンビア川」からきています。また、「ザ・ガンビア」と冠詞を付けることでザンビアなどほかの国名との混同を避ける意味もあります。

穏やかな気候と人々の温かなホスピタリティが理由とされており、観光業のプロモーションなどでも「Smiling Coast of Africa」という呼び名が使われています。

ガンビアはイギリスの旧植民地であったため公用語は英語です。ただし、地元の言語としてはマンディンカ語やウォロフ語なども広く話されています。

マンディンカ人、フラニ人、ウォロフ人など複数の民族が暮らしており、それぞれの言語や文化が尊重されています。

落花生を使ったシチュー「ドモダ(Domoda)」が代表的とされ、ガンビアを訪れたらぜひ味わってみたい料理の一つです。

ガンビア川は国土を東西に貫く重要な水路であり、貿易や農業、漁業などに大きく貢献してきました。また名前の由来にもなった川です。

本当です。ガンビアには500種類以上の野鳥が生息しており、バードウォッチングの名所として世界中の愛好家が訪れます。

ガンビアを含む西アフリカ特有の伝統楽器「コラ(kora)」が有名です。弦を奏でる美しい音色は地元の伝統音楽に欠かせません。

ガンビアの人口はおよそ250万人ほどで、近年は緩やかに増加しているとされています。

ガンビアは1965年2月18日にイギリスから独立し、その後1970年には共和国となりました。

首都バンジュール周辺のビーチリゾートや、野鳥観察スポットとしての国立公園、島全体が世界遺産のクンタ・キンテ島(Kunta Kinteh Island)などが人気です。

かつてジョージ島と呼ばれた場所で、奴隷貿易時代の歴史を今に伝える史跡としてユネスコ世界遺産に登録されています。アレックス・ヘイリーの小説『ルーツ』の舞台にもなりました。

観光業が経済を支えていますが、ピーナッツ(落花生)や魚の輸出も重要な収入源となっています。

MAP「ガンビアの首都 - バンジュール」

ガンビアってどんなところ？

ガンビア共和国は、西アフリカに位置する小国で、アフリカ大陸で最も小さな国家の一つです。この国は、長さ約320キロメートルのガンビア川に沿って広がっており、北、東、西側はセネガルに囲まれています。南には大西洋が広がっており、海岸線は約80キロメートルにわたります。ガンビアの面積は約11,295平方キロメートルで、人口は約200万人です。

ガンビアの歴史は、非常に興味深いもので、特に植民地時代の影響が色濃く残っています。19世紀初頭、イギリスはガンビアを植民地化し、この地域の文化や社会に大きな変化をもたらしました。1865年、ガンビアはイギリスの植民地として正式に認められましたが、1965年に独立を果たすまで、イギリスによる統治が続きました。独立後、ガンビアは数回の政治的な変革を経ましたが、特に1994年から2017年までの間、ヤーヤ・ジャメ大統領下での独裁的な統治が記憶に残っています。ジャメは2016年に行われた選挙で敗北した後、国を離れ、その後は民主的な政権が樹立されました。

国の政治体制は、単一制の大統領制を採用しており、国家元首である大統領は選挙によって選ばれます。ガンビアの主な言語は英語で、その他にもウルフ語、マンディンカ語、フラニ語などが広く使用されています。また、ガンビアは多様な民族が共存する国で、主にマンディンカ族、ウルフ族、フラニ族、アカン族などが住んでいます。

経済的には、ガンビアは農業が主要な産業であり、特に米、ピーナッツ、野菜が生産されています。ピーナッツはガンビアの経済において特に重要な作物であり、主要な輸出品目です。また、観光業も大きな収入源となっており、ビーチリゾートや野生動物保護区が訪れる観光客に人気です。国の沿岸には美しいビーチがあり、観光客は熱帯の気候を楽しむことができます。

文化面では、ガンビアは音楽とダンスが盛んな国であり、特にジャズやアフリカン・ビートが融合された音楽スタイルが人気です。国内には多くの音楽祭や伝統的な祭りがあり、地元のアーティストたちは独自の文化を発信しています。また、ガンビアはストーリーや口承文化が伝統的に重視されており、口伝えで歴史や教訓を共有する慣習が存在します。

教育制度も整備されてきており、初等教育は義務です。しかし、教育へのアクセスには地域による格差があり、特にリモート地区では教育環境が十分ではないことが課題とされています。

最後に、ガンビアはその豊かな自然環境と多様な文化を誇ります。国立公園や野生動物保護区では、アフリカ特有の動物、例えばチンパンジーや様々な種類の鳥を見ることができるため、自然愛好者にも人気です。また、伝統的な村や文化体験ができる観光コースもあり、訪れる人々にとって魅力的な目的地となっています。ガンビアは、その小さな国土ながらも、豊かな歴史と文化を持つ特異な国家です。