ガボン

Gabon

「ガボン」基本情報

正式名称	ガボン共和国
英語名	Gabon
首都	リーブルビル（Libreville）
公用語	フランス語
地域	アフリカ /中央アフリカ
通貨	CFAフラン (BEAC)（Fr）
パスポート
総人口	248万人
平均年齢	21.503歳
国内総生産(GDP)	201億3,227万2,062ドル
国民総所得(GNI)	181億8,390万7,199ドル
一人当たりGDP	8,427 ドル
一人当たりGNI	7,612 ドル
面積	257,670 ㎢
人口密度	9.643人/㎢

「ガボン」直近20年間人口推移

「ガボン」の年齢層別人口

「ガボン」人口統計情報

総人口	248万人
男性人口	126万人
女性人口	122万人
人口変化	+54,147人
人口増加率	+2.179%	-
出生数	68,745人
平均出産年齢	28.524歳
平均寿命	68.337歳
男性平均寿命	65.905歳
女性平均寿命	71.052歳
総死亡者数	15,577人
純移民数	987人

ガボンの豆知識？

ガボンの国名は、ポルトガル語で「外套（ガバン）」を意味する「Gabão」に由来するとされています。首都リーブルヴィル近くのコモ川河口の形状がマントや外套の襟元に似ていたことから、この名がつけられました。

リーブルヴィルはフランス語で「自由の街（Libre＝自由、ville＝街）」を意味します。19世紀半ばに解放奴隷たちが移住したことから、「自由の街」と名づけられました。

公用語はフランス語です。加えて、国内には多様な民族言語があり、40以上の言語が話されているといわれています。

ガボンの国旗は上から順に緑・黄・青の3色帯で構成されています。緑は国土の大部分を占める熱帯雨林、黄は赤道や国の豊かな資源、青は大西洋を表しています。

ガボンでは中央アフリカCFAフラン（XAF）が使用されています。同じ通貨圏にはカメルーンやチャドなど中部アフリカの国々が含まれます。

国土の大半が熱帯雨林に覆われており、豊かな野生生物や植物が生息しています。アフリカの中でも特に環境保護が進んだ国のひとつで、多くの国立公園や保護区が整備されています。

ガボンの国土の約80％以上が森林地帯とされており、アフリカ有数の森林率を誇ります。この豊富な森林資源が、独自の生態系を育んでいます。

アフリカ森林ゾウ、ゴリラ、チンパンジー、マンドリルなどの霊長類をはじめとする多様な野生生物が暮らしています。特に森林ゾウとゴリラの保護地域として世界的に注目されています。

ロペ国立公園やイヴィンド国立公園などが有名です。特にロペ国立公園は熱帯雨林とサバンナの両方が残る特徴的な地形を持ち、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

石油産業が経済の大部分を占めており、輸出に占める割合も非常に高いです。そのほか、マンガンなどの鉱業、木材採取や農業も経済活動の重要な柱となっています。

ガボンは1960年8月17日にフランスから独立しました。同年に同じフランス領だった多くのアフリカ諸国が次々と独立を果たした時期にあたります。

木彫仮面や精巧な彫刻が有名で、儀式で用いる仮面ダンスには宗教的・芸術的な意味があります。特にファン族やプヌ族などの共同体で行われる祭礼には古くからの伝統が色濃く残っています。

ガボンの人口はおよそ220万人ほどで、多くはバンツー系民族と呼ばれる様々なグループに属します。ファン族が最大の民族とされ、国内には40以上の民族集団が存在します。

最大の都市は首都リーブルヴィルで、人口や政治・経済の中心地です。第2の都市はポートジャンティで、石油関連産業が盛んです。

はい。広大な熱帯雨林と豊かな生態系、保護された国立公園が数多くあるため、自然探訪や野生動物の観察を目的とするエコツーリズムが盛んになりつつあります。

MAP「ガボンの首都 - リーブルビル」

ガボンってどんなところ？

ガボン共和国は、西アフリカに位置する国で、北西には赤道ギニア、北東にはカメルーン、南にはコンゴ共和国と接しています。西側は大西洋に面しており、美しい海岸線を形成しています。首都はリーブルビルであり、国の政治、文化、経済の中心地となっています。

ガボンは、約2,700,000人の人口を有し、様々な民族グループが共存しています。主要な民族には、パガレ、ミニング、アカンなどがありますが、共通語としてフランス語が使用されています。これは、ガボンが1960年にフランスから独立した際の影響を受けています。国内には、約40以上の民族言語も存在し、多様な文化を育んでいます。

国土面積は約267,668平方キロメートルで、広大な森林に覆われた国です。ガボンは、「アフリカの宝庫」として知られており、豊富な天然資源を持っています。特に石油とマンガン鉱石の生産が重要であり、これらは国の経済の大部分を構成しています。石油は主な輸出品の一つであり、国の財政を支える大きな要素となっています。これに加え、森林資源や金、ダイヤモンドも重要な経済基盤となっています。

ガボンの地理的特徴の一つは、その豊かな生態系です。国土の約80%が熱帯雨林で覆われており、これにより多くの動植物が生息しています。特に、ガボンにはいくつかの国立公園があり、エカタン国立公園やロパ国立公園などが名高いです。これらの公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。サル、ゾウ、黒カメ、オオアリクイなど、多種多様な動物が観察できるため、生物多様性を求める観光客にとって魅力的なスポットとなっています。

文化面では、ガボンは多様性に富んでおり、伝統的な音楽や舞踊、工芸品が地域ごとに異なります。特に、音楽は国民の生活に深く根付いており、伝統的な楽器やリズムはガボンのアイデンティティの一部となっています。重要なイベントや祭りでは、華やかな衣装とともに、音楽や舞踊が披露され、地域の文化が表現されます。

教育制度についても触れておくと、ガボンでは教育の普及が進んでいるものの、依然として地方では教育へのアクセスが限られているという課題があります。政府は教育を重視し、例えば、教育インフラの整備や教員の養成に取り組んでいますが、より多くの改善が求められています。

最後に、ガボンの政治体制についてです。ガボンは、共和制であり、大統領による統治がなされています。政治的には、安定している面もありますが、時折政治的緊張が生じることもあります。民主主義の発展には課題が多く、自由な選挙や政治参与の促進が求められています。

総じてガボン共和国は、豊かな自然、多様な文化、そして豊富な資源に恵まれた国です。今後の発展が期待される一方で、持続可能な開発や環境保護といった課題にも取り組む必要があります。ガボンはその可能性を秘めた国であり、地域の安定と発展に寄与する役割を果たしていくことが望まれています。