コモロ

Comoros

「コモロ」基本情報

正式名称	コモロ連合
英語名	Comoros
首都	モロニ（Moroni）
公用語	アラビア語、コモロ語、フランス語
地域	アフリカ /東アフリカ
通貨	コモロ・フラン（Fr）
パスポート
総人口	85万人
平均年齢	20.331歳
国内総生産(GDP)	12億4,658万6,025ドル
国民総所得(GNI)	12億5,278万1,530ドル
一人当たりGDP	1,490 ドル
一人当たりGNI	1,497 ドル
面積	1,861 ㎢
人口密度	456.952人/㎢
CO2総排出量	877,903トン
一人当たりCO2排出量	1.09トン

「コモロ」直近20年間人口推移

「コモロ」の年齢層別人口

「コモロ」人口統計情報

総人口	85万人
男性人口	42万人
女性人口	42万人
人口変化	+16,240人
人口増加率	+1.910%	-
出生数	24,366人
平均出産年齢	30.217歳
平均寿命	66.777歳
男性平均寿命	64.786歳
女性平均寿命	68.932歳
総死亡者数	6,119人
純移民数	-2,002人

コモロの豆知識？

国名の「コモロ」は、アラビア語で「月」を意味する「قمر（qamar）」が語源とされ、「月の島々」という意味合いがあるといわれています。

インド洋のモザンビーク海峡に面しており、アフリカ大陸の東側とマダガスカルの間に位置する小さな島国です。

最大の島「グランド・コモロ（現地名：ンガジジャ）」にあるモロニが首都となっています。

公用語としては、アフリカのスワヒリ語とアラビア語の要素を含むコモロ語（シコモロ）のほか、フランス語、アラビア語が使われています。

約1,862平方キロメートルで、アフリカの中では最も小さな国のひとつとされています。

一年を通じて温暖で湿度が高い熱帯性の海洋性気候です。雨季と乾季がはっきりしており、スコールが短期間で降ることがあります。

約85万人前後（2023年推計）とみられており、多民族・多文化が共存しています。

グランド・コモロ島にあるカルタラ山は活火山として有名で、標高は約2,361メートルに達します。

はい、コモロ連合は国土はアフリカに近いですが、アラブ連盟（Arab League）の加盟国のひとつです。

イランイランなどの花からとれる香料が特に有名で、「香りの島」としても知られています。

アフリカ、アラブ、そしてインド洋の海洋貿易の影響を受けており、1975年にフランスから独立を果たしました。

イランイランやバニラなどの香料作物の生産がさかんで、世界的に高品質のエッセンシャルオイルを輸出しているからです。

主要な島は3つで、グランド・コモロ、アンジョアン、モエリの三島から成り立っています。

インド洋の島々らしく、魚介類、ココナッツ、またアラブやアフリカの影響を受けたスパイスを使った料理が多いのが特徴です。

国旗の三日月と4つの星はイスラム教を象徴し、4色のストライプは4つの主要な島と多様な文化を表現しています。

MAP「コモロの首都 - モロニ」

コモロってどんなところ？

コモロ連合は、インド洋に浮かぶ美しい群島で構成される国家で、アフリカ大陸の東海岸近くに位置しています。この国は、グランド・コモロ、アンジュアン、モヘリという3つの主要な島と、いくつかの小島から成り立っています。コモロは、自然の美しさと多様な文化が調和した独特の魅力を持っています。

コモロ連合の面積は約2,236平方キロメートルで、人口はおおよそ800,000人程度です。主な言語はコモロ語、フランス語、アラビア語であり、これらの言語は民族の多様性を反映しています。コモロの住民は主にアフリカとアラビアの文化の影響を受けたムスリムが多く、社会の価値観や生活様式に深く根付いています。

コモロの歴史は、スワヒリ文化とアラブ商人の交流に起因します。特に、9世紀から15世紀にかけて、コモロは商業の要所として栄え、多くの文化が交わりました。そのため、地域の食文化や音楽、伝統的な踊りなどには、アラビア、アフリカ、フランスの影響が色濃く見られます。

コモロの経済は主に農業に依存しており、バニラ、クローブ、ココアナッツといった農産物が主な輸出品です。特に、コモロのバニラは高い品質で知られており、国際市場でも評価されています。また、コモロの漁業も重要な産業で、特に海洋資源の利用が地域の経済に寄与しています。

観光業もコモロにとって重要な収入源であり、青い海と美しいビーチ、独特の動植物が観光客を惹きつけています。特に、シュノーケリングやダイビングは人気のアクティビティであり、色とりどりの魚やサンゴ礁を観察することができます。また、山々や滝などの自然景観は、ハイキングやエコツーリズムを楽しむ場としても魅力的です。

政治的には、コモロは複雑な歴史を持ち、独立以来いくつかのクーデターや政権交代がありました。現在は、大統領制を採用しており、各島には独自の行政権が存在しています。このため、島々の間には時に緊張が生じることもありますが、国家としての統一性を維持する努力が続けられています。

コモロの文化は、伝統的な踊りや音楽、祭りに色濃く表れています。国の伝統衣装や装飾品は独特で、美しい手工芸品としても知られています。また、地域の祭りや祝日は、音楽やダンス、食文化が融合した、お祝いの場としても重要です。

教育面では、コモロは近年その改善に取り組んでおり、識字率の向上や教育機関の整備が進められています。しかし、依然として教育へのアクセスには課題が残っており、特に地方部では教育施設の不足が問題とされています。今後の発展のためには、教育改革が重要なテーマとなるでしょう。

コモロ連合は、その美しい自然と文化的多様性に加え、温暖な気候と親しみやすい人々が魅力的な場所です。まだ多くの課題を抱えながらも、未来に向けての可能性と希望を秘めた国でもあります。自然環境、文化、経済、教育、政治など多面的な視点からの発展が期待されるコモロは、訪れる人々にとって新たな発見や感動をもたらすことでしょう。