■エストニア国歌について
エストニア国歌「我が故国、我が誇りと喜び」(エストニア語: Mu isamaa, mu õnn ja rõõm)は、1869年に初めて演奏され、1920年に公式に国歌として採用されました。この歌は、フレドリク・パーシウス(Fredrik Pacius)が作曲し、ヨハン・ヴォルデマール・ヤンセン(Johann Voldemar Jannsen)が作詞しました。フィンランドの国歌「我等の地」と同じメロディを使用していることでも知られています。
「我が故国、我が誇りと喜び」は、エストニアの美しい自然、歴史、文化を称える歌詞が特徴です。歌詞は、祖国への深い愛情と誇りを表現し、エストニアの自由と独立を讃えています。また、国民の団結と未来への希望を強調しています。
この国歌は、エストニアの国民的行事や公式行事、スポーツイベントなどで頻繁に演奏され、国民に深い感動と誇りを与えています。その美しいメロディと詩的な歌詞は、エストニアの歴史と文化を象徴し、国民の心に深く根付いています。
■歌詞(エストニア語)
I
Mu isamaa, mu õnn ja rõõm,
kui kaunis oled sa!
Ei leia mina iial teal
see suure, laia ilma peal,
mis mul nii armas oleks ka,
kui sa, mu isamaa!
II
Sa oled mind ju sünnitand
ja üles kasvatand;
sind tänan mina alati
ja jään sull' truuiks surmani,
mul kõige armsam oled sa,
mu kallis isamaa!
III
Su üle Jumal valvaku
mu armas isamaa!
Ta olgu sinu kaitseja
ja võtku rohkest õnnista,
mis iial ette võtad sa,
mu kallis isamaa!
■歌詞(英語)
I
My native land, my joy – delight,
How fair thou art – how bright!
For nowhere in the world around
Can ever such a place be found
So well belov'd, from sense profound,
My native country dear!
II
My tiny crib stood on thy soil,
Whose blessings eased my toil.
May my last breath be thanks to thee,
For true to death I'll ever be,
O worthy, most belov'd and fine,
Thou, dearest country mine!
III
May God in Heaven thee defend,
My own beloved land!
May He be guard, may He be shield,
For ever bless and guardian wield
Protection for all deeds of thine,
My own, my dearest land!
■歌詞(翻訳)
I
我が祖国よ、我が喜びと悦びよ、
なんと美しく、なんと輝かしいことか!
世界のどこを探しても
これほど愛される場所は見つからない
深い感動から愛される
我が愛しき祖国よ!
II
我が小さな揺りかごは汝の土の上にあり、
その恵みが我が労苦を癒してくれた。
最後の息を汝に感謝するものでありたい、
死に至るまで忠実であろう、
おお、価値高く、最も愛され、そして美しい、
汝よ、我が最愛の国よ!
III
天の神が汝を守りたまえ、
我が愛しき国よ!
彼が守護者であり、盾となり、
常に祝福し、守護の力を振るい、
汝のすべての行いを守らんことを、
我が愛しき、最も親愛なる国よ!